シャプラニールのフェアトレード活動 -クラフトリンク-


【お知らせ】今後のクラフトリンク事業について

いつもクラフトリンクをご支援いただいている皆さまへ
この度2019年度会員総会にてクラフトリンク事業の見直しを行うこととなりました。次年度以降、一部商品以外の商品の販売を停止し、事業形態をリニューアルいたします。なお、オンラインショップ「クラフトリンク」は販売を行っています。今後の活動について詳細はこちらよりご確認ください。


preparedness

クラフトリンク(Craftlink)は、バングラデシュとネパールで、身近にある素材や暮らしに息づく伝統文化を大切にした物づくりを通じ、生産者の生活向上に取り組む国際協力NGOシャプラニールのフェアトレード活動です。

シャプラニールがバングラデシュで農村開発を始めて間もないとき、外で働いて収入を得る機会が限られる女性を対象にした活動(農村開発活動)として、農村の女性たちに現地の特産物であるジュート(黄麻)を活用した手工芸品づくりの研修を行い、生産・販売活動を始めたことがきっかけで始まりました。おそらく日本で最初にフェアトレードに取り組んだ団体といえるでしょう。

本プロジェクトでは、持続的な開発目標(SDGs)の17の目標のうち、以下の解決を目指し活動しています。
SGDsのゴール1SGDsのゴール5SGDsのゴール8SGDsのゴール10SGDsのゴール12SGDsのゴール16SGDsのゴール17


私たちが活動で目指すこと

経済的に厳しい人々が安定した収入を得て
自信や尊厳をもって社会とつながること


クラフトリンク ーつながる、手しごとのある暮らしー

「クラフトリンク」という名前には“つくる人”と“つかう人”がつながって、地球を笑顔でいっぱいにしたいという願いが込められています。

クラフトリンク

女性たちにとって、手工芸品づくりは定期的に収入を得ることができる大切な仕事です。その収入によって、一日に三度の食事ができるようになる、子どもたちを学校に通わせられるようになるなど、たくさんの生産者とその家族の生活を支えています。こうした仕事は家にいながら、あるいは家の近くでできるため子育てや家事と両立が可能な仕事ともいえます。主に、刺しゅうや織り物、編み物など、母親から受け継いだ技術を活かして働けるため、親しみやすい物づくりとなります。

バングラデシュもネパールも、多くが農業に従事していますが、季節や天候に左右され、安定した収入につながらないこともあります。そして農村地域では現金の収入源は限られています。稼ぎ手の男性でも不安定な日雇い労働で一家を支えてるのは珍しいことではありません。女性たちも日雇いで食いつないだりしなければならない状況もあります。

このフェアトレード活動は、こうした社会的に、地理的に雇用の機会に恵まれない人々のセーフティネットとして存在します。女性へも収入の道を開くことで、より安定した家計を支えることに繋がります。この収入を得ることで十分に生活がよくなると考えるのではなく、生産者がこの活動で仕事を得ながら、技術を学び、その収入を活かしながら家族をともに支え、より豊かな未来を築く社会の一員として生活ができるよう支援しています。それは雇用創出だけでなく、女性たちの自信や基本的人権の尊厳の回復、女性の社会的立場の向上(エンパワメント)を目指した活動でもあります。


クラフトリンクの3つの指針

Sheブランドイメージ

わたしたちは、以下の指針に基づきフェアトレード活動を行っています。

1.生産者のより良い生活を目指して
継続的な発注と適正な賃金の支払いにより、生産者が安定的な収入を得るほか、仕事を通じて自信や尊厳を取り戻すことを目指します。

2.パートナー生産団体とともに
クラフトリンクは、私たちと理念を共有するバングラデシュとネパールの現地パートナー生産団体と共に生産者のことを第一に考えた活動を行っています。生産団体は、生産者への適正な賃金の支払いはもちろん、技術研修、小規模融資の提供や医療費や教育費の補助なども積極的に行っています。 >パートナー生産団体一覧

3.「共生」できる社会を目指して
南アジアの伝統や文化、人々の暮らしを日本の皆さまへ伝え、互いに学び共生できる社会の実現を目指します。

 

わたしたちが「物づくり」で大切にしていること

クラフトリンクの生産者

生産者が継続的に仕事を続けられるために、以下のことを大切にした物づくりを行っています。

1.伝統と文化を尊重する
南アジアで伝承されている技法や文化を尊重した商品開発を行う。

2.身近にある素材を使う
余計なものはできる限り持ち込まず、生産者の生活に身近な素材を使い、環境にも配慮する。

3.手仕事の良さを生かす
機械では表現できない、手仕事ならではの繊細さ、暖かさ、ユニークさが生きるデザインを行う。


これまでの成果とSDGsへの貢献

重点分野のひとつ「子どもの権利を守る」取り組みが具体的にSDGsのどの部分の達成に貢献しているのか、該当するゴールとターゲットとその達成度を測るために設定された指標に照らし合わせました。

SGDsのゴール8「生きがいも経済成長も」該当ゴール 8
包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する

ターゲット 8.5
2030年までに、若者や障害者を含む全ての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、並びに同一労働同一賃金を達成す。

指標 8.5.2
失業率(性別、年齢、障害者別)

どのような貢献をしているのか
2013-2017年の平均仕入額は153,683US$=16,751,447円(US$1=109円)であった。そのうち人件費が3割、フルタイムで働く生産者の月額給与を9,000円と仮定して試算すると、約51人の継続的な雇用を創出したことになる。>> 生産者の暮らしの変化

関連資料
・会報南の風287号 特集:シャプラニールの活動から見るSDGs
・外務省公式サイト  日本のSDGグローバル指標の進捗状況について


ご支援のお願い

シャプラニールは、皆さまからのご寄付やボランティアに支えられ、1972年より独立間もないバングラデシュの農村での活動から始まり、そして現在はネパールへも活動を広げ、現地の声を聞き対話を重ねながら支援から「誰も取り残さない」活動を続けることができています。

これからもこの活動を続けるには、皆さまの継続的なご支援が不可欠です。生産者が継続的に仕事を続けられるために、社会の一員となり生活することを支援するこの活動を、ぜひ一緒に支えるてくださいませんか。継続的なご支援が活動の原動力となっています。

ご支援の方法はいくつかあります。ご寄付(今回のみ、月々)、物品のご寄付、フェアトレード商品のご購入など、ご都合のよい方法で、あなたのご支援で支えて下さい。どうぞよろしくお願いいたします。

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