ネパールの洪水が多い地域での防災支援

preparedness

災害は、社会開発の成果を一瞬にして無にしてしまうほど大きな影響を社会に与えます。特に災害に対応する術を持たず、あるいは危険な地域に住まざるを得ない社会的・経済的に厳しいの人々がより多くの被害を受けやすいと言えます。自然災害の発生を止めることはできませんが、日常から減災に取り組むことにより、被害を抑えることはできます。サイクロンや洪水、地震などの災害による被害を軽減する防災活動を行政・コミュニティ・個人レベルで進め、災害に強い地域づくりに取り組みます。

当会では、持続的な開発目標(SDGs)の17の目標のうち、本プロジェクトでは以下の解決を目指し、活動しています。
SGDsのゴール1SGDsのゴール10SGDsのゴール11SGDsのゴール16SGDsのゴール17

私たちがこの活動で目指すこと

住民の防災意識を高め、
自ら防災活動に取り組むようになること


ネパール南部に広がる平野部に位置するチトワン郡は、人口が集中し、洪水に襲われた場合、家屋や家畜、農作物などに広範囲にわたって甚大な被害が生じます。洪水対策が不十分な川の近くの集落で、これまで住民が自主的に行ってきた活動を支援する形で洪水の被害を軽減する活動を行っています。

活動内容はシャプラニールだけで決めるのではなく、住民と一緒に集落ごとの防災活動計画を立て、内容によって私たちが支援したり、行政等からの支援とつなげたり、住民自身の活動を後押ししたりして住民自身の防災力を伸ばすことを目指しています。

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動画で見るシャプラニールの活動


目標を実現するために取り組んでいること

住民への取り組み

preparedness_02避難訓練や応急処置訓練を行うほか、過去の洪水情報を含めたリソースマップやハザードマップの作成、住民間の相互訪問による研修に取り組みます。住民による小規模な治水・砂防のための設備の立案から設置までの過程を支援します。

 

行政への取り組み

preparedness_05住民に対してリーダーシップ研修など行い、行政へ働きかける能力の向上を目指します。また、行政機関への定期的訪問、住民と郡や村などの行政関係者とのワークショップに取り組みます。

 

NGO × 企業・団体との協働

domestic_servant_06さまざまな企業や団体から、ご寄付での支援、物品寄付「ステナイ生活」での支援、現地の事業への直接支援などでご協力をいただき、事業を進めてきました。SCR活動にご興味ある方・お問い合わせはこちらをご覧ください。


パートナー団体紹介

団体名Rural Reconstruction Nepal
(略称:RRN、略称読み:アール・アール・エヌ)
地域チトワン郡クムロジ村、ガルディ村、バガウダ村、コーランプール村、ラトナナガール市
年間予算・スタッフ数約1,190万円(2019年度)
裨益者数約2,800人(間接的な裨益者を含めると4,000人)
団体概要1989 年にネパール人によって設立された現地NGO。
ネパール最大のNGO のひとつ。特に女性、子ども、低位カーストおよびエスニックグループといった厳しい状況にある人々のエンパワメント*を目指した活動を展開。
災害発生時の緊急救援の他、災害、特に洪水、地すべりに対するプロジェクトもこれまで複数の郡にわたって実施した経験がある。
シャプラニールとは2007年10月から2010年12月までの3年3ヶ月、チトワン郡の別のVDCにおいて貧困層に配慮した防災及び地域開発事業を実施した。
現在はほぼ毎年洪水の起きる河川の流域にある集落全体で防災計画を立案、行政と協力して防災インフラを設置うるなど連携を強化、地域の減災力を高める活動。社会開発から取り残された民族の多く住む山間部では、2015年の地震で高まった土砂崩れの危険と人々の生活の脆弱性を減らすため、住民とを行政の防災力向上を目指している。
 

現地活動ルポ