【イベントレポート】ダッカ大学交流プログラム第二回を開催しました! Vol.1

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こんにちは。国内活動グループインターンの廣瀬です!

先日、バングラデシュと日本の学生の交流プログラム『ユース交流プログラム バングラデシュ×日本~児童労働のない社会を一緒につくろう~』の第2回セッションに参加して来ました。

とても学びが多く、濃い2時間半だったので、今回は2回に分けてイベントの様子をお伝えします!

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第2回セッションではまず、7月の第1回セッションで学んだ世界的な児童労働の現状などを踏まえ、バングラデシュ•日本各国における児童労働や子どもを取り巻く問題、そして私たちの生活と児童労働の関わりなどをテーマに各国ごと2,3グループに分かれて発表を行いました。

はじめにバングラデシュ側3チームの発表から。

バングラデシュチームによるプレゼンテーション

まずAチームとCチームではどちらもバングラデシュ社会において児童労働が生じる背景を多数の面から分析し、今後どういった対策をとるべきか提言をしていました。

 バングラデシュAチーム

Aチームはまず、文献研究から家族の離別、周囲の無関心さ、仕事をより重んじる考えなど、子どもの置かれている環境周囲の考え方が児童労働を生じさせていることを明らかにしたうえで、さらにその背景には人々の意識不足や無関心さ、人口の増加、多重婚、監視機関・子どもたちのためのシェルター不足などがあり、社会全体にも大きな原因があることを指摘していました。

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バングラデシュAチームの発表スライド

多重婚”などはバングラデシュ社会の外にいる自分からすると児童労働の背景にあるものとして真っ先には浮かばないものだったので、ダッカ大の学生だからこそ目がいく部分であるように思います。講じるべき対策についても様々な角度からのアイデアが出ていたのですが、中でも

・貧困家庭に社会保障を提供するために、政府の取り組みだけではなくコミュニティとしても努力する。

・政府が国内外の組織と協力して児童労働をなくすためのプロジェクトを行う。

などといった考えには政策のスケールに縛られないダッカ大の学生の皆さんの視野の広さを感じました。

 バングラデシュCチーム

それに対しCチームの発表は、児童労働をなくすために政府や立法機関などの公的な組織が果たすべき役割に特に焦点をあてていました。

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バングラデシュCチームの発表スライド

Cチームは貧困や社会的認識の低さなどが児童労働の主要な原因であると分析した上で、それを解消するには政策や法律の適切な施行が必要であると指摘し、例えば

・あらゆる立場の人々の間で児童労働に関する意識を高める

・子どもたちが基本的な教育や医療サービスを受けられるようにする

というようなことも政府や立法機関、ポリシーメーカーが主導して行っていくべきこととして挙げていました。今ある法律を現状に合ったものに変えていくこと、新たに法規制を行っていくこともCグループが特に強調していた点です。

バングラデシュBチーム

そして、バングラデシュBチームでは、バングラデシュ国内における児童労働の状況に加え、さらに昨今のCovid-19による影響についても言及していました。

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バングラデシュBチームのスライド

新型コロナウイルスの影響で貧困化が進み、また教育機関の閉鎖によって稼ぎ手としての期待がより子どもへと向いてしまうため、児童労働が増加してしまう、というように現状を分析していただけでなく、

学生間で「コロナ禍で児童労働が増えている原因は何であると思うか」を問うアンケートを行った結果を発表していて、学生たち自身がCovid-19 の流行と児童労働のつながりについてどう考えているかも知ることができました。

コロナ禍におけるバングラデシュの子どもたちの状況などは、普段の日本のニュースなどではほとんど耳にしないような情報だと思うので、自分を含め多くの日本人参加者にとって重要な話だったように思います。

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同じバングラデシュ社会の児童労働問題に対する分析の仕方も、3チームそれぞれで少しずつ強調していた点が異なっており、どこをより問題として捉えているのかの違いが見えたことが印象的だった一方、

どのチームも共通して政府や法規制の機能不足と、社会のなかでの意識不足・無関心さを指摘していたので、その二点については多くのバングラデシュの若者にとって実感の多い部分なのではないかと感じました。

児童労働という社会課題について同世代の人たちがどう考えているのかを知る機会自体が貴重ですが、それだけでなくバングラデシュ社会の児童労働問題についてその社会内部にいる学生たちがどう捉えているのか、いかに問題意識をもっているのかを聞けたことはとても得難い経験でした。


次回は日本側の2チームによる発表と、こういった子どもを取り巻く問題の現状を受け、実際に私たちそれぞれがどう解決に貢献できるのかを話し合ったワークショップの様子をご紹介します!

国内活動グループインターン 廣瀬

 

 

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