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シャプラニールが全国5ヵ所を回って講演する「帰国報告会2018ーラジオで変える、バングラデシュで働く少女の未来」の最終回は愛知で行いました。シャプラニール愛知ネットワークのみなさま、開催へのご協力ありがとうございました。

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講演の中では、児童労働削減を目指し、今回のテーマとなるラジオを通した啓発活動について話しています。ラジオ放送がきっかけで「娘を出稼ぎに出さずにすんだ、ありがとう」とリスナーの方から反響があったりと継続的な活動が少しずつ実を結んでいます。

ラジオ放送では、CMを流すのはもちろん、ラジオドラマを流し児童労働が少女たちの将来にどのような影響を及ぼす可能性があるのか(読み書きなど瀬克の基礎を学校で学べないことで将来就ける職業が決まってしまうなど)、また家事使用人として働く少女たちが直面する厳しい現状(シャプラニールの活動で出会った少女達の実例などを紹介)を伝えています。聞いて欲しいのは送り出す親、そして児童労働を容認するような社会へですが、こうした「家庭内で起きている見えない児童労働」(家事使用人としてはたらくのは他人の家の中のため外からはどのように働いているか、扱いをされているのか分かりにくいのです)を身近に知って社会を変えていこうという人びとへの呼びかけにもなっています。

参加者の方からは、「姉妹の中で一人だけ使用人として働いていることや家族も仕方ないと思っていることに驚いた。」「シャプラニールの文化や習慣の違いを理解して活動をしていることが分かった。」「女性が家の外に出られないことがわたしの感覚だと”行動を制限されている”と見えるけど、現地の文化では”危険なことから守られている”という考え方を聞いて、新しい価値観を学んだ。」

 

さて、今回は猪瀬駐在員のお話のほかに、第2部としてご自身の経験の中で感じた家事使用人についてシャミンさんのお話&バングラデシュの歌や「バングラデシュの人々を支える会」代表の横山さんからのお話、と3つの視点からバングラデシュについて学びを深めました。P1140128_web

まずはシャミンさんのお話。幼い頃の経験がきっかけで、児童労働削減の啓発活動を行っています。当時、同じ年ごろの女の子が住み込みで働いていたそうです。とても仲が良く毎日遊んでいたのに、ある日自分(シャミンさん)は学校に通い始めたがその女の子が学校に行かずに家事使用人として働き続けていることに違和感を持ったそうです。親友のように過ごしていたのに自分だけ、という思いもあり、両親に「一緒に学校に通いたい」とお願いをしました。最終的には一緒に学校に通うことができたそうです。そんな経験から現在は家のことはすべてご自身で行っているそうです。

 

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また横山さんからは、自宅にベンガル人の留学生がホームステイをしに来たことで、バングラデシュに興味を持ち、国の現状を知ることがきっかけで、現在のバングラデシュでの活動に至っているそうです。

愛知講演では、こうしてさまざまな方からの視点からバングラデシュのこと、特に子どもたちの現状を深く知る機会となりました。

今回で帰国報告会2018の講演をすべてを終えることができました。たくさんの方のご支援ご協力、本当にありがとうございました。どこの会場でも温かく受け入れていただき、シャプラニールとのつながりを改めて感じました。新たな出会いもありこれからの活動をまたご報告できることを楽しみにしています。

広報スタッフ 長瀬

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▼その他の地域での開催レポート
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▼「帰国報告会2018」詳細ページはコチラからご覧ください。

▼関連書籍「わたし、8歳、職業家事使用人。」の紹介ページはコチラから

▼シャプラニールの「バングラデシュの家事使用人として働く少女への支援」についてはコチラをご覧ください。

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