【緊急救援募金の開始】新型コロナウイルス感染拡大を受けて/緊急救援支援活動を実施しました

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新型コロナウイルスは日本でも猛威をふるい、日々感染者が増え続けています。世界でのコロナウイルス感染者数は200万人、死者は15万人を超えていると報道されています。(4月18日時点の情報)

シャプラニールの活動地であるネパール、バングラデシュでも感染者が出ており、3月下旬から外出禁止措置がとられるなど、各国政府による厳しい感染防止対策が取られています。

食料や生活用品を販売する店舗以外は閉鎖され、交通機関もストップしており、日雇い労働者など、仕事を失った人々の困窮した状況が日々伝えられています。また、正確な情報が伝わらないことにより、人々は適切な予防措置がとれず、不安の中で生活を強いられる状況が生まれています。

シャプラニールの現地事務所および現地パートナー団体も在宅勤務を続けながら、通常の事業をなんとか進めていますが、社会全体のこうした状況を受けて、以下のような支援活動を実施することを決定しました。あわせて緊急救援募金の受付も行っています。

【貧困世帯への食料支援】
ネパールでは、3月24日から4月27日まで全ての公共サービス、経済活動、交通が封鎖されていますが、延長の可能性も十分に考えられます。食料品の買い出しと医療サービスを受ける以外の外出は禁止されているため、日雇い労働者や野菜農家は職を失うリスクにさらされ、貧困世帯が困窮しています。ネパール政府も各自治体へこうした困窮世帯への支援策をとるよう指示しており、私たちが普段洪水防災事業を実施している地方都市でも支援が実施されています。シャプラニールの現地パートナー団体RRNを通じ、地方自治体の管理下で警察、赤十字が指導して行っている物資配布に資金支援をする形をとっています。

支援内容:貧困世帯への食料配布
■目的:貧困世帯の日常必需品の確保、栄養改善
■活動対象地域:ネパール・チトワン郡マディ市
■配布物資:米、ダール(豆)、食用油、塩、手洗い石鹸
■対象者:322世帯の貧困世帯(日雇い労働者、土地を所有しない人々、ジャングルや川岸に住む人々、賃貸住居に住む人々、独身女性、60歳以上の家族がいる家庭、障害をもつ人々、シングルマザー など)
■実施期間:2020年4月1日~未定
■現地パートナー団体:RRN(Rural Reconstruction Nepal)

4月14日時点で、第一回目の食料配布が完了しています。配布の受取は屋外で行われ、多くの人々が同じ場所に集まらないよう留意し、並ぶ際には間隔を取ってもらうよう指導しました。基本的には戸別訪問、または4-5世帯から1名だけ、集落のある屋外のポイントに呼んで渡すという方式をとっています。

(5月1日追記)また、4月中に2回目の食料配布を実施し、これまで計2回、合計587世帯、2,237名への食料(米、豆、油、塩など)配布支援を完了しています。

ネパール・マディ市内での食料配布の様子(RRN提供)

ネパール・マディ市内での食料配布の様子

食料配布用のトラック

食料配布用のトラック(RRN提供)


 

 

 

 

 

【コミュニティラジオを通じた適切な情報発信】
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支援内容:ネパール、バングラデシュのコミュニティラジオ局を通じて、現地の言語で新型コロナウイルス対策に関する適切な情報を発信するための番組制作および放送。
■ 目的:新型コロナウイルスの世界的大流行への対応のため、ウイルスに関する正しい情報を提供し、人々が適切な行動をとるようになること、そして少しでも人々の不安を取り除くことを目的とする
■ 活動対象地域:ネパール・バングラデシュ各地
■ 裨益者:ラジオ以外のメディアへのアクセス手段がない、もしくは他のメディアへのアクセス手段が少ない、コミュニティラジオのリスナーのなかでも、特に弱い立場にある人々
■ 現地パートナー団体:AMARC(World Association of Community Radio Broadcasters)Asia-Pacificネパールのコミュニティラジオ局15局、バングラデシュのコミュニティラジオ局7局(予定、現在選定中)
■ 予定期間:協議中

(5月9日追記)AMARCが独自が行うキャンペーン「AMARC Asia-Pacific Campaign COMMUNITY RADIOS Against COVID-19 」(公式サイト)には、現在13ヵ国のラジオ50局がAMARCの配信する情報(適切な情報ラジオ用に短く分かりやすくまとめられた情報)の発信に取り組んでおり、およそ100万人のリスナーへ情報を届けることができる見込みです。この情報には、コロナ禍で増加傾向にある家庭内暴力やジェンダーに基づく暴力への防止啓発や人権を守るための情報メッセージも含まれています。


日本国内の安全対策も真剣に取り組まなければならないことはもちろんですが、医療体制やさまざまなインフラが未整備の国々で困窮する人々への支援が必要なこともご理解いただけましたら幸に存じます。皆さまのご支援、ご協力お願いいたします。

「緊急救援活動」に募金をする

※いただいたご寄付は、現地での活動費およびシャプラニールの事業管理費(20%以内)として使用いたします。今回の新型コロナウイルス感染症対策の支援活動で使いきれなかった場合は、緊急救援募金として留保し、次の災害が発生した際の救援活動のために活用させていただきます。ご了承ください。

「緊急救援」活動の報告はこちら

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