【緊急支援:報告】バングラデシュ・サイクロン被災地での支援活動

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2020年5月に発生したサイクロン「Amphan(アンファン)」は、バングラデシュ南西部の海に面した地域に大きな被害をもたらしました。シャプラニールは、被害の大きかったクルナ県コイラ郡及びバゲルハット県ショロンコラ郡の4つのユニオン(最小行政単位)のサイクロン被災者に対する緊急支援を7月より開始し、以下のような支援活動を行いました。

【被害の状況】
特に被害が大きかった4つのユニオン地域では、15,592世帯、66,460人が被災しました。多くの村で堤防が決壊し、家屋の浸水や崩壊により衛生的な生活環境が失われた人が多く出ました。そのため、生計を立てるために使用する農地や養殖池が浸水・損壊したことで、生活再建のための支援が必要な事態となりました。

サイクロン被害を受けた村の様子

サイクロン被害を受けた村の様子

追い打ちをかけるように、8月下旬には大雨が被災地で降り続きました。多くの家屋では浸水の状況が悪化し、生活がより困難になった人が多く出ました。

大雨により浸水の状況が悪化した地域の住民

大雨により浸水の状況が悪化した地域の住民

またCOVID-19の感染拡大により、被災者・支援者ともに感染予防対策を徹底しながら支援を進めました。

【緊急支援の内容】
シャプラニールは、特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォームの助成によって、現地パートナー団体・JJS(Jagrata Juba Shangha)と共同で被災者に対する支援を行いました。支援内容は、大きく分けて以下の三つです。

◆安全な飲料水の確保、衛生環境の整備(9月末より実施)
4ユニオンで計1,950世帯に対し、雨水などを蓄えておくための水タンクと衛生用品キット(写真の赤いバケツにはマスクや消毒液、石けん、生理用ナプキンなどを入れた)を配布した。

救援物資の受け渡しの様子

救援物資の受け渡しの様子

◆食糧確保、シェルターの確保(9月末より実施)
被災により現金収入が途絶えた世帯に対し、モバイル送金サービスを利用して食糧確保のための現金配布を4ユニオン計1,950世帯に行いました。送金を受け取った被災者は、それぞれの状況に合わせて必要な食糧を購入することができます。また、コイラ郡の600世帯に対しては、臨時の簡易的な家屋(シェルター)を建てるための資材を配布しました。

◆生活再建支援
家畜のワクチン接種キャンプを10か所で実施し、被災者の所有する家畜に対し感染症の予防接種を行い、畑の作物が流された150世帯に対しては、果物や野菜の種・苗木の配布をしました。

本活動について、現地の状況や活動報告は随時ブログにてお伝えいたします。

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