【西日本豪雨支援活動】ー被災体験のお話、浸水をまのがれた2階での避難生活(8/17)

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8/17も前日に引き続き、箭田サテライトでの活動。個人宅からのボランティア要請(ニーズ)の件数は少しずつ減っており、道路の泥撤去など公共ニーズの対応も始めました。

前日午後から始めた、対象地域の巡回をこの日は朝から実施。各地域の世話役(民生委員、地域福祉協力員など)を訪問して周辺住民の状況を把握しようとしました。平日の昼間ということで留守宅が多く、思うように住民とのコミュニケーションがとれませんが、何らかの理由(取り壊すか修復するかで家族間で結論が出ていない、等)で片付け作業を始めるのが遅れていたり、一度ボランティアが入ったものの、あとからもう少し追加でお願いしたい、といったケースがいくつかありました。

箭田サテライトで場所の確認のために使っていた地図

箭田サテライトで場所の確認のために使っていた地図

同じ真備地区でも、2階まで浸水した地域は全世帯が避難所や借上げ住宅、親せき宅などに避難していますが、少し川から離れた北側の地域では2階はギリギリ助かった、という家も多くあり、2階で生活しながら少しずつ家の修復を始めている様子がみられます。
そんな地域の中にある市営団地では、災害発生前はほぼ満室だったのがほとんどが避難しており、17軒中2世帯のみが住み続けています。いずれも自分たちだけでなんとか清掃・修復作業を行っています。高齢男性の一人暮らしのお宅もあります。いずれの世帯も、他に行くところがない、何とか住めるうちはここで暮らすしかない、とのこと。市営住宅の修繕が行われるのか、取り壊して新たに建てるのか、市の方針も定まらない中、不安な状況で暮らす様子が伺えました。

この地域を案内してくれた地域の世話役の方は、災害発生直後、多数のボランティアを受け入れて地域の各家庭に送り込む役割を担ってくれました。この日訪ねた私たちにも当時の様子を事細かに話してくれたのですが、自分の家に来た数回のボランティアのうち、いくつかひどいグループがあったという話がありました。

「ここは触らないでよ、とリーダーに伝えたのに、家を離れている間に全て捨てられてしまった。高価な焼き物や書、祖父が大切にしていた碁盤や将棋盤なんかも捨てられちゃったの。うちだからまだ良かったけど、他の家なら大変なことになってたよ」と、笑いながら、でも真剣な眼差しで話してくれました。私はひたすら謝り、そのようなことが2度と起こらないようにするのが私たちの役目ですね、と伝えるのがやっとでした。

また、豪雨に見舞われた当時の様子も話してくれました。
1階の天井まで水がだんだん上がってくるのを見ながら2階へ避難し、他の家の人たちにも窓から手を振って「がんばれー」と元気づけた。近所の人がたまたま近くの水上ゴルフ場からゴムボートを借りて来て、何往復もしてみんなを避難させてくれた。そのうち自衛隊のボートも来たけれど、「後ろの家の老人夫婦を先に避難させて」等と他を優先するうち救助が来なくなった。警察に電話したら「他に緊急の救助が必要な家がたくさんあるんだから、自分でなんとかしてください」と言われてしまった。結局救助が来ないまま、夫と二人、飲まず食わずで2日間過ごした、とのこと。

私たちはただただ驚くばかりでした。(文:小松豊明)

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