【リレーコラムvol.12】わたしとシャプラニール

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「あなたは何がしたいの」。留学先のアメリカで大学三年生を過ごした私は、特に何がやりたいわけでもないけれど「社会がそういう流れだから」という理由で、アメリカで日本流の就職活動をしていました。
似合わないスーツにきちっとしたポニーテール姿、私含めルームメイトや所属していた水球部の子達も笑っていました。しかし次第に話題が就職活動の内容になってくるにつれて、彼らに「留衣は何がしたくて、どんな企業を受けているの?」「将来の夢は?」と聞かれるようになりました。私はいつも通り「何がやりたいかわからないけど、就職活動しているよ。そういうものだから。」と答えると、彼らから予想もしていなかった疑問をぶつけられました。「それはなぜ」。当時の私にとって大学三年生の時期に就職活動をすることが「普通」だったので、就職活動をする理由なんて考えたこともありませんでした。

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そこから、自分が「何をしたいのか」という問いに、徐々に向き合うようになりました。しかし突然の難題はなかなか難しかったので、私は逆に仲が良かった友人たちに将来したいことを聞いてみることしました。すると、「途上国での教育改善がしたい」「飢餓問題に取り組みたい」「海洋ゴミをなくしたい」など、彼らは自分のためだけではなく、社会全体が良くなる道に進もうと考えていました。私は自分の意識との差に呆然としました。私はそれまで社会のために活動している人々を「崇高な夢を持った人、自分はなれないな」と足を踏み入れる敷居の高さを、自ら作り出していました。しかし、彼らの「やりたいこと」を語る姿に、ただ見返りもなく「やりたいこと」があるのだなと、羨ましさを通り越して、「こんな風に私もなりたい」と思い始めていました。

その日の夜、私が人生で一番好きな映画『Dead poets society(邦題:いまを生きる)』を見ながら、「私は何がしたいのか」ともう一度自問しました。そしてすぐに思いついたことが「自分にも他者にも良いことがやりたい」「人の意識を変えられるようなことがしたい」という二つでした。このことがきっかけとなって、COVID-19状況下でも自分にできることを考えて始めたのが、シャプラニールの広報インターン。

以前の私のように、なんとなく生きてしまっている人、やりたいことを探している人や正しい情報が届かない人、全ての人に「広報」することで、国際協力の魅力を伝えたり、情報を通じて誰かに気づきを与えたり、新しい選択肢を増やすことに貢献できればと考えています。国際協力の知識はまだまだな私ですが、これからも学び続け、発信し続けたいと思います!


sekiguchi關口留衣(せきぐち・るい)
広報グループ・インターン
東京都出身。東京の大学で主にジャーナリズム、Public Relationsについて学ぶ。2020年11月より広報インターンとして活動中。

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<この記事はマンスリーサポーターキャンペーン2020に際して執筆したものです。>

 

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