直して使う

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せっかくバングラにいるのだから服装もバングラならではのものをと思い、先日当会クラフトリンク活動のパートナー団体であるPrabartna(プロボルトナ)のお店へ。するといい感じのパンジャビ(バングラデシュの男性用民族衣装)がありました。しかし肩幅はともかく袖がかなり長い。
こういう場合、日本だとあきらめることが多いと思いますが、そこはバングラデシュ。「町のテーラーに持っていったらすぐに直してくれるよ」(内山駐在員)と聞いていたのでとりあえず購入。仕事帰りに行ってみることにしました。
と、いうことで今回は町のテーラーの様子をお伝えしてみます。
訪れたのは、ダッカ事務所からほど近いところにある、「タウンホールマーケット」という市場。色んなお店が軒を連ねています。バングラデシュでは通りの同じ並びには同じ店がずらっと並んでいることが多いので、雑貨屋なら雑貨屋、本屋なら本屋、家具屋なら家具屋が何件も並ぶことになります。これはテーラーも同様。こんな感じのお店がずらっと並んでいます。
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お店選び放題です。お店を色々のぞく楽しみがある一方、色んな種類の買い物があるときは沢山のお店を回らなければならないのでちょっと大変です。
その中の一軒を勘で決め、一度大きく深呼吸。ベンガル語を勉強しているとはいえ、まだまだ若葉マークの初心者。「ちゃんと通じるかなあ。。。」とおそるおそるミシン掛けしている左手前のおっちゃんに話しかけてみました。
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「あのおー、おしごと忙しいですよね?」(私)
「何か用かい?」(おっちゃん)
「このパンジャビ直して欲しいんですけど」(私)
「どこ直すの?」(おっちゃん)
「こことここをこうしてこんな風に」(私)
このあたり、ジェスチャーなしでは絶対に通じません。
「分かった。ちょっとそこに座って待ってな」(おっちゃん)
そう言ってそれまで縫っていたカーテンらしきものをミシンから外し、縫い始めてくれました。
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ミシンは足踏みミシンがスタンダード。そういえばずいぶん昔祖母の家で見た記憶があります。
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何とか通じてホッとしました。一瞬「本当に通じたかな?実は全然違うことを考えてたりして」と不吉な予感が脳裏をよぎりましたが、ちゃんと伝わっていて一安心。お名前を聞いてみたところ、おっちゃんはアブッシャルさんとおっしゃるそう。「またおいでー」と言ってくれました。結局袖と襟元の直しをお願いして約20分。料金は50タカでした。
バングラデシュのこういうところはすごくいいですね。ベンガル語を教えてくれた先生も「布地に穴が開いた」といって直しに出し、使い続けていましたが「直して使う」ことが当たり前の社会。日本も、いや日本こそ見習うべき点かもしれません。
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