2022年9月7日、バングラデシュ 首都ダッカでシャプラニールの50周年記念イベントが開催されました。テーマは、「人々を信じ、人々と共に、シャプラニールの50年」。在バングラデシュ日本大使館、JICA、政府機関、国際機関、現地NGOなどからの来賓を含め、約100名が参加し、盛大なイベントとなりました。 バングラデシュ事務所長 内山に変わり、海外活動グループ 峯より、当日の様子をお届けいたします。

内容は、シャプラニールの新しいロゴとタグラインのお披露目、50周年記念動画の上映、シニアアドバイザー大橋正明さんによる講演、ゲストスピーチ、写真展、ランチなど、盛りだくさんでした。 

大橋さんの講演ではシャプラニールの歴史、バングラデシュで活動するNGOを取り巻く環境の変化、シャプラニールに今後期待することなどが取り上げられました。ここ20年で、バングラデシュで活動する日本のNGOが大幅に減少しているというお話が印象的で、そのような状況の中でのシャプラニールの活動意義や今後取り組んでいくべき課題について考える機会となりました。 

シニアアドバイザー 大橋正明さん

ゲストスピーチでは駐バングラデシュ日本国大使、JICAバングラデシュ事務所長、三菱商事ダッカ事務所長、現地NGO局代表、パートナー団体代表、過去のプロジェクトの裨益者など、シャプラニールと関わりの深い方々から、祝福の言葉をいただきました。シャプラニール及び日本の支援者への感謝、バングラデシュで共に行ってきた活動の振り返り、シャプラニールの支援の在り方などについて、各々のシャプラニールへの想いがつまった、心温まるメッセージをたくさんいただきました。 

特に印象的だったのが、元ストリートチルドレンでシャプラニールとパートナー団体が運営していたドロップイン・センターで暮らしていたハシナさん。生まれたばかりの子どもとパートナーの方とステージに立ち、「大きな栗の木の下で」を日本語で歌い、スピーチをされました。自信にあふれ、笑顔がとても素敵な彼女は、輝いているように見えました。 

元ストリートチルドレン ハシナさん

これまで多くのバングラデシュの方々の関わりや支えがあったからこそ、シャプラニールは50年の歴史を築き上げることができたということを、改めて実感する機会となりました。これからもバングラデシュの人々とともに歩んで聞きたい、そう強く感じた、温かいイベントでした。 

新しいロゴのケーキをみんなでいただきました

バングラデシュ事業担当 峯ヤエル


50周年特設サイトはこちら
https://www.shaplaneer.org/50th/