トリロジー2

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前に人は本当に困った状況にいるときには自分にどんな支援が必要かわからなくなる、ということを書いた。

私自身、これまでの人生の中で幾度か追い詰められた状況になったことがある。いつのことだったかある友人に相談をした時のことである。どこからどう伝えればよいのかわからなかったので、私の話し方も支離滅裂だったと思う。相手にとっても何がなんだかわからないという状況だったと思うが、その友人が「一緒に考えさせて」と口にした。その言葉を聞いた時、私の悩みは80%くらいどこかに消えてしまった。

「一緒に考えさせてください」こういう態度のことを「共感」という。これは、相手の気持ちを理解することはできないことを前提としたうえで、それでもなお理解しようとする「姿勢」である。言い換えると「理解できなくてごめんなさい、でも私はあなたの気持ちを大切にして、一緒に考えたいのです」ということである。アドバイスする、問題を解決する、支援を提供する、それらも大事なことである。しかしその前に、一緒に考えてくれる人がいると感じることが、どれだけ相手を楽にすることだろう。

支援者としては「一緒に考えさせてください」と言えることが「底力」なのかも知れない。

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