ダイエーユニオンスタディツアー【Aarong・Phulki編】

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3月末の中高生スタディツアーからおよそ3ヶ月。今回はダイエーユニオンの皆さんがバングラデシュを訪問されました(そういえば中高生ツアーの様子ブログアップしてなかったかも)。

以前からダイエーユニオンの皆さんはシャプラのクラフト商品を折に触れて販売して下さっています。しかし常々「自分たちが販売しているものが誰の手で、どこで、どういうプロセスを経て作られているのか、よっとよく知りたい」という問題意識をお持ちだったとのこと。それがダイエーユニオンの50周年を期に実現の運びとなりました。
こういった方々に来て頂けるのは駐在員としても大変嬉しいです。存分に見て頂こうではありませんか。今回は主に「アーロン」と「ジュートワークス」2団体の生産現場をご案内しました。まずはアーロン編から。
■到着初日~3日目
到着翌日から早速ジャマルプールにある生産センター「Aysha-Abed Foundation(以下、AAF)」へ向かいます。現在アーロンは全国に13のセンターを抱えていますが、その中でもジャマルプールのセンターはノクシカタ生産に定評があります。青丸はダッカ事務所の位置。
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ジャマルプールへの道すがらでライチなど。ライチの短い旬の時期にいらしたわけですからナイスタイミングです。
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長時間のバス移動でフラフラになりながらようやくジャマルプール到着。この日はAAFを見学し、翌日はAAF傘下のサブセンターへ。生産者の女性たちは面積の大きな商品の刺繍をしていました。画像はベッドカバーです。
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これ全部手で刺繍している訳ですから気の遠くなるような作業です。自分にはとても真似できません。センター運営に関する全般的な説明を受けたあとはしばしフリータイム。ベンガル語の単語帳を片手に意思疎通を図ろうとされる姿が何だか微笑ましいです。
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センター訪問の最後は例によって日本の歌を披露。「上を向いて歩こう」と「大きな栗の木の下で」を日本語で、「幸せなら手をたたこう」と「手をたたきましょう」はベンガル語バージョンで一緒に歌います。
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「シュキ・ジョディ・ホテ・チャオ・パ・ミラオ~」と歌うと生産者女性もそれに合わせて手をたたいてくれました。なかなか好評でしたね。ピアニカ持参というのもナイスアイデアでした。歌の後は生産者女性のお宅拝見。
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正面の小屋は台所です。「お宅を拝見している」と言うよりは「村人に見物されている」という方が正しそうな状況ですが、これも通常運転です。農村の人たちにとってはまだまだ外国人は珍しいので、農村訪問の際は珍獣の気持ちになれること請け合いです。珍獣気分を味わったあとはAAFで昼食を頂きます。
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ここの料理はいつ来ても美味しいです。通訳兼ガイドのアロムさんのおごりでデザートにはジャックフルーツとマンゴーまで頂きました。もうおなかいっぱい。食後のお茶を待っている間、ツアーメンバーのケンさんはひたすら生産者女性とおしゃべりしています。
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このケンさん、英語もベンガル語もほとんど話せないにも関わらず、手製の指差し会話帳だけで見事に意思疎通しておられました。素晴らしいコミュニケーション能力です。定年まであと4ヶ月とはとても思えません。とにかく生産者女性と話すのが楽しくて仕方ない様子で、一番イキイキしておられたように思います。
この後、復路の長すぎるバス移動に再びフラフラになりながらダッカ到着。少々申し訳なかったですが、ノクシカタ等の商品が農村から長ーーーい道のりを経て日本に届けられていることを実感して頂けたのではないでしょうか。
■4日目
翌日はテジガオンにあるAarongのオフィスで輸出マネージャーやセールスマネージャー等と意見交換会。はじめにBRACやAarongに関する説明を受けて質疑応答へ。
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さすが皆さん、小売業に精通されているだけあって質疑の内容が多様で鋭いです。濃密な2時間でした。BRACは「Aarong=Social Business」という考え方ですが、「Social Enterprise」としてのAarongの組織姿勢をよく理解して頂けたのではないかと思います。ちなみに私としてはAarongの小売スタッフが実はほぼ全員大学生アルバイトだったという事実に驚きました。
意見交換会のあとは昼食を挟んで「家事使用人として働く少女支援」を行なっているPhulkiのセンターへ。8歳~18歳くらいの年齢で家事労働に従事している女の子たちです。
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おちゃめな子です。この日の時間割は家事の仕方、図画、手工芸品製作でした。ひと通りクラスの様子を見学した後は質問タイム。そして例によって例のごとく歌の披露へ。質問タイムの時点から「歌をうたって~」とのリクエスト。少女たちの中ではゲストによる歌の披露はほぼ既定事項です。
RIMG3282.jpgやはり子どもたちにはベンガル語版「幸せなら手をたたこう」と「手をたたきましょう」のウケが良かったですね。ノリノリでした。
ツアーの皆さんがこのセンターを訪問されることは、少女たちにとっての「非日常」。皆さんの訪問は子どもらしい時間を得づらい少女たちの日常を、少し特別なものにしてくれたと思います。

さて、ここでツアーも折り返し。ジュートワークスの生産センター及び本部訪問の様子と、市内観光の様子についてはまた別の記事でご報告します。

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