手工芸品の生産者を訪ねて 〜ジャマルプール編①〜

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昨日久しぶりにダッカの外へ、クラフトリンクの生産者訪問のためフィールドへ出掛けた。40日ぶりのフィールド。ホルタル(ゼネスト)が続き遠方への外出ができなかったのが大きな理由だが、このところスタッフとの打ち合わせや資料作りに時間がかかっていたのも理由。デスクワークも大切な仕事と分かってはいるが、昨日は気持ちが弾んで、早起きも苦に感じなかった。

ダッカから車で移動すること4時間。
訪れたのはジャマルプールにあるクラフトリンクの生産パートナー団体「Aarong(アーロン)」の手工芸品生産センター。アーロンは、ジャマルプール以外にも全国13カ所に生産センターを持つ。そして近隣には生産センターを取り囲むようにサブセンターがあり、その数は全国で約600カ所に及ぶ。家事、農作業、家畜の世話、育児などに忙しい農村部の女性たちは、遠方までお金と時間をかけて移動しなくとも、近所のサブセンターで働くことができるわけだ。(サブセンターにも行けない人には自宅でもできる仕事(比較的小さな刺繍の手仕事など)ができるようになっている)ここジャマルプールの生産センターには約400人が縫製、ブロックプリント、染めなどの仕事をしている。またサブセンターでは約3,500人が主に刺繍の仕事をしている。バングラデシュ全体でみると、アーロンは主に農村部で約6万人(8割は女性)に収入を得る機会を提供していることになる。
1978年にアーロンが最初に販売店をオープンしてから35年。実は他NGOが運営していた店をしぶしぶ引き受ける形でオープンしたという経緯があると聞いたが、農村部の女性たちが作った手工芸品の販売を軌道に乗せ、村の女性たち6万人に仕事を提供し、それを継続できているという功績は、素直にすごい!と敬意を評さずにいられない。私も日本国内で手工芸品の販売に携わっていたが、販売拡大はもちろん、販売を継続すること自体、そう簡単なことではない。世界的なフェアトレード市場からしても手工芸品の成長率はきわめて鈍い。女性たちの仕事作り、生活向上と言っても販売ができなければ活動は継続できない。そういう意味でもアーロンは、すごい。
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(アーロンのジャマルプール生産センター。この建物の1、2階は縫製セクション。ミシンが約50台並ぶ。建物の後ろの敷地には、ブロックプリントセクション、木工セクション、染色セクション、品質検査セクションなどが並ぶ)
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(縫製セクション:主に国内マーケット向けの衣類を作っています)
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(ブロックプリントセクション:サリーにプリントを施しています)
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(品質チェック:サブセンターで作られたノクシカタのベッドカバーの出来上がりを確認する担当者。「縫い目が粗い」と作り手の女性にダメだしをしていた。)
その②へつづく・・

ダッカ駐在員 植田貴子 

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