
こんにちは!支援者コミュニケーション部インターンの河相です。
9月12日に「NEPAL NOW-変わりゆくネパールを知ろう」を開催しました!
2026年は日本・ネパール外交関係樹立70周年、さらにシャプラニールがネパールで活動を始めて30周年という節目の年。8月1日に実施した第1弾(開催のようすはこちら)に続き、第2弾としてさまざまなゲストをお呼びして実施しました。
私がインターンを始めてから初のイベントだったので、少し緊張しつつも、私自身ネパールについてたくさんのことを知ることができました!
ネパール・土石流被害の現状とこれから

まずは、シャプラニール・ネパール事務所長の横田による、ネパール大規模洪水についての緊急レポートから始まりました。当初プログラムには組み込まれていなかったのですが、8月26日に発生したネパール北部ラスワ郡の山岳地帯での大規模洪水の影響を伝えるため、緊急開催することになりました。横田からは、被災地の状況や課題、実際にシャプラニールが現地のパートナー団体と行っている支援活動について話がありました。
ネパールの大規模洪水についてはニュースで知っていましたが、ネパールに駐在している職員から直接報告を聞くことで、ニュースだけでは知ることのできなかった被害の深刻さを実感しました。特に衝撃的だったのは、今回の大規模洪水で保護者を失い、孤児になった子どもたちがいるということです。孤児になった子どもの数はまだ把握しきれておらず、これからそういった子どもたちの生活をどのように保護していくかを話し合っていかなければならない状況です。
ニュースをみた際は、実際に洪水に巻き込まれた方々の安否ばかりを気にしていました。しかし、今回の緊急レポートを聞いて、一次災害に起因して発生する二次災害の被害者にも目を向け、災害によって生じる被害を一面的ではなく、より広い視点で捉えることの重要性を学びました。
カレー三兄弟の、あなたの知らないネパール料理の世界

次に、カレーとスパイスを探求するユニット「カレー三兄弟(長男:南場四呂右さん、次男:福岡裕介さん、三男:竹中直己さん)」によるスペシャルトークセッションがありました。クイズ形式でさまざまなネパール料理を紹介してくださり、私自身初めて知るネパール料理が多かったので、新たな世界を知ることができてとても楽しかったです!
一方、参加者の皆さんはネパールをよく知る方が多く、どの料理も大半の方が知っていたので、カレー三兄弟の皆さんが驚いていました。ネパールにはそれだけ魅力があるということですね。
今回のトークセッションを通して、私は日本にはなかなかないスタイルの「ダルバート」を実際に食べてみくなりました!ダルバートはネパールを代表する国民食で、カレーに入っているお肉は骨付きが多いそうです。
今回のトークセッションでは公開収録が行われ、Podcast「カレー三兄弟のもぐもぐ自由研究2」で配信されていますので、興味のある方はぜひお聞きください~!

トークの後には、参加者の皆さんにモモ(ネパールの蒸し餃子)やチョウミン(焼きそば)などネパールの軽食をお渡しし、実際にネパール料理を味わっていただきました。
私も本場の味を楽しむことができました。お気に入りはモモです!モモにソースをつけて食べると絶品です!ぜひ機会があればネパール料理店で召し上がってみてください。
国際協力NGOシャプラニール、ネパールでの挑戦

軽食タイム終了後は、ネパール事業を担当する日比職員による、ミニトークセッションが行われました。ネパールで事業を始めて、今年で30周年を迎えたシャプラニール。これまでのNGOとしての歩みと現在の挑戦についてお話をしました。
改めてシャプラニールがネパールでどのような活動をしてきたのかを学び、またこれからシャプラニールがめざしていく未来について再確認できたので、とても貴重な機会となりました。
ネパール新首相はラッパー!若者から社会へのメッセージ

その後、シャプラニールの会員であるダハル スディプさんが、ラッパーでもあるネパール新首相の楽曲から見えてくるネパール社会を紹介してくださいました。 ネパールの新首相であるバレンドラ・シャハ(通称バレン氏)は、首相でありながらも、人気ラッパーとしても活動しています。
バレン氏の楽曲は、ラップと政治批判を掛け合わせており、会場では「Balidan(犠牲)」と「Nepal Haseko(ネパールの笑顔)」を聴きました。ネパール語、かつラップだったため聞き取ることは難しかったですが、ダハルさんが丁寧に歌詞を解説してくださったため、楽曲を通してネパール社会の現状を学べたとともに、政府に対する批判の声を鮮明に知ることができました。
例えば、「Balidan(犠牲)」には、「母のサリー(大切なもの/母国ネパール)を、奴らはただのぼろ布としか見ていない。祭りごとの時は団結するが、いざという時にはバラバラだ」という歌詞が含まれており、政府に対する不満や怒りの声を感じました。
教えて!世界に暮らすネパールの人々

イベントの最後は、アジア専門ジャーナリスト・室橋裕和さんと、3名のネパール出身の方々をゲストにお呼びし、スペシャルトークセッションを行いました。日本在住の方は会場にて、カタール、ポルトガルで過ごしているネパール出身の方々とはオンラインで中継をつなぎ、室橋さんにはモデレーターを務めていただきました。
ネパールで発生した大規模洪水に対し、現地では政府がどのように反応したか、またネパール人のコミュニティはあるのか、日本人に対してどのような印象をいだいているのかなど、たくさんの貴重なお話を聞くことができました。
お話の中では、日本における排外主義的な考えについても触れられていました。ルールを守っていない外国人に対して、必要な取り締まりを行うことは当然ですが、ルールを守って生活している外国人に対しても、外国人であるという理由だけで偏見が向けられることがあるというお話が印象に残りました。外国人を一括りにして捉えるのではなく、一人ひとりをいち個人として接することの大切さについて改めて考えさせられました。
最後に

私は今回のイベントを通して、ネパールについてより深く知ることができ、よりネパールが好きになりました。今回イベントに参加された皆さんにも、ネパールの魅力が伝わり、これまで以上にネパールを好きになっていただけていたら、とても嬉しく思います。
そして、このイベントをきっかけに、ネパールで活動するシャプラニールの取り組みにも興味を持っていただき、これからも私たちの活動に注目していただけましたら幸いです。
ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!
またお会いできることを楽しみにしています!!
支援者コミュニケーション部インターン 河相
