家事使用人について知っていますか?

バングラデシュには家事使用人として一日中他人の家の中で働く少女たちが、万人以上いると言われています。彼女たちの多くは学校に通えず、閉ざされた家の中で掃除、洗濯、料理、雇用主の子どもの世話など、負担の大きい仕事を強いられていることもあります。

家の中で働く彼女たちは外からの目に触れる機会が少ないため、発見されにくく、また、雇用主も貧困家庭へ雇用の機会をつくっているという意識があり、児童労働という問題が顕在化しにくい状態にあります。


少女の話を聞く

家事使用人として働くことになる理由はさまざま。彼女たちはどうして家事使用人として働いているのでしょうか。

まずは、ファティマさんのお話を聞いてみましょう。

雇用主の話を聞く

雇用主の方々はどのような理由で少女たちを雇うのでしょうか?

シャプラニールでは、家庭訪問を行い、雇用主の方とも対話を重ねています。少女たちがほかの子どもたちと同様に学び、成長することの大切さを理解してもらい、基礎教育や技術研修を受けられる〈支援センター〉に通うことを認めてもらうことは、子どもが働くことが根付いている社会の現状を変えていくうえで非常に重要です。ファティマさんの雇用主の方のお話も聞いてみましょう!

少女や雇用主のお話はいかがでしたか?

実際に、家事使用人として働く少女とその雇用主のお話を聞いて、皆さんはどのような印象を受けたでしょうか?

児童労働=可哀想という感情が生まれがちですが、家族を支えながらも、自身の夢を目指して頑張る少女たちが前を向いて、努力を重ねていることを知ると勇気をもらうことができますね。

しかし、この問題を根本から解決するためには少女側への教育や技術研修だけではなく、雇用者と少女達の親、そしてバングラデシュ社会自体の意識を変えていかなければいけません。 シャプラニールでは、子どもの権利を理解してもらうためのワークショップや、新聞やテレビなどメディアを通じた啓発活動、行政へのアドボカシー等、少女たちを取り巻くさまざまな人々へ働きかけを行っています。

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