245_step.jpg 少女の名はコモラさん。14歳。思春期を迎え、身体に変化が現れてきた頃から彼女は家人によって仕事はおろか外出も制限され、あたかも壁に囲われたようでした。その障壁を取り除いたのは少女グループのメンバー。母親を説得し、コモラさんを自分たちのグループに招きました。

 最初はおどおどしていたコモラさんも、今では衛生管理、洪水時の準備、早婚や持参金の弊害などを学び、その知識を家族と共有しています。2010年7月に彼女の母親がコモラさんの早婚を止めたことは大きな変化です。

(シダ・ラニ・ドット/フィールドオフィサー、STEP)