防災が身近になった3年

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耐震性に乏しい伝統的な家屋が多く、4年前のネパール大地震で甚大な被害が出た地域で、地震が起きても安全に暮らせる地域づくりを目指した3年間の活動が、2019年10月に終了します。

>>関連事業 地域で命を救う、地震復興&防災プロジェクト

<活動での大きな成果>
活動の内容は大きく分けて2つありました。
① 2015年の地震被災者の生計手段の回復と被災地域の復興で、最初の1年半に集中して行う。
② 地域の中で防災に関する情報や知識を広く伝え ることのできるリーダー的住民(例えば、区議員、母親グループメンバー、地域災害委員会メンバーな ど)の防災能力を高める活動で、事業の後半ではこれに注力する。

<住民の防災レベルが向上>
防災能力を高める活動として、カトマンズ市と、隣接するラリトプール市でそれぞれ防災の情報を 伝えるラーニングセンターを運営し、2019年8月までにのべ8,997名が防災、特に地震の備えについて学びました。毎月、非常持ち出し袋など特定のテーマを決めて情報発信したことで、人々の「地 震への備えを何から始めていいかわからない」という戸惑いを和らげ、分かりやすく知識を伝えることができました。今では、地域住民、特に女性たちは自分の地震の経験や地震の備えについて地 域の集まりで積極的に話すようになりました。地図を読めなかった人々が今では防災地図を読み、自分の暮らす地域で危険な箇所や安全な場所がわかるようになりました。

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<学校で教わる防災>
この活動で作った防災ハンドブックを使った防災教育を公立学校9校の6~8年生を対象と して行っています。理科や社会の授業で災害も扱われているのですが、通常の教科書では内容が 不十分なため、このハンドブックを活用している先生もいます。生徒たちは、授業で伝えられた防災 に関する知識について家族とも話しています。

この3年間で、住民たちは防災に関するさまざまな知識を得て、将来の災害へ備える力を高めることができたと思います。

シッタル・サキャ
パートナー団体SOUP・プログラムマネージャー


◆地域で命を救う、地震復興&防災プロジェクトの詳細はこちらよりご覧ください。


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