教室のサークル化を通じた自主的な活動への働きかけ

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いわき市には津波や地震で被災したいわき市民、原発事故のあった相双地区からの避難者など、さまざまな状況の方が住んでいます。そうした方々に向けた様々な支援の形がありますが、震災から4年目を迎えた今、一方的な支援ではなく、住民自らが主体的に動き出せるサポートこそが必要だと考えています。交流スペース「ぶらっと」では”教室のサークル化”をすすめています。講師やサービスをこちらから提供するばかりではなく、今後も続けたいという希望がある場合は、自主的なサークルとして活動を継続してもえるように、働きかけてきました。

「ぶらっと」立ち上げ当初は、交流スペースに来てもらうきっかけ作りも兼ねて教室やイベントを行っていました。開設から1年を過ぎる頃には「ぶらっと」を通じて友人ができたり、「外出する楽しみができた」「ふさぎ込む毎日だったがやりがいが見つかった」という声が聞こえるようになりました。次第に重要性が増してきた教室ですが、今年4月の「ぶらっと」移転をきっかけに「ぶらっと」を続けていくためには自分たちが主体となってやっていくのだ、と考えてもらえるようなりました。みなさんと話し合った結果、現在では、7つのサークルが教室という形ではなく自主的に定期開催されています。

手芸のサークルでは、材料の手配や作るものをどうするかもメンバーが話し合って行っています。健康運動クラブでは、移転に伴いスペースが狭くなったので別の場所を借りることになった他、これまで無償で講師を務めてくださっている先生に対し4年目となった今後もクラブを継続してもらえるよう参加者から月会費を集めることになりました。これらのサークルでは、被災した状況や避難状況を超えて様々な立場の人たちがともに共通の趣味を楽しんでいます。

猪瀬絢子(震災対応タスクフォース いわき駐在員)

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