「いわき市復興ビジョン」を考える

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いわき市から市の復興ビジョン案に関するパブリックコメント(市民からの意見募集)が行われていることに伴い、市民としてその内容について考え、意見を出し合うことを目的に9月13日に市民集会を急きょ開催しました。いわき地区NPOネットワークの主催で、当会も全面的に協力しています。

7名の有識者からなる検討委員会で5回にわたる議論を重ね、できあがったビジョン案ですが、検討委員会のメンバーである東日本国際大学の遠藤先生にもお越しいただき、ビジョン案が策定されるまでの議論の流れや背景について説明いただいたほか、市民から出されたコメントや質問にも丁寧にお答えくださり、ビジョンに関する理解がより深まりました。

パブリックコメントの期限が目前で準備や広報が十分ではなく、来場者は30人弱、運営側のスタッフやボランティアを入れても40人強で、さびしい感じはありましたが、会場の参加者から多くの意見が出され、関心の高さが伺えました。

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前もってNPOや農業関係者からいただいていたコメント、および当日会場の参加者からいただいた意見のうち、いくつかを以下に紹介します。

・NPOを含む民間組織と行政の連携について、もう一歩踏み込んだ記述がほしい。
・方向性を示すためのビジョンとはいえ、もう少し(可能な範囲で)具体的な記述がほしい。少なくともどのような方向を向いているのかがイメージできるように。
・農業、漁業など第一次産業の復興に関する記述がほとんどない。いわきの場合は、観光産業と一次産業を一体的に考える必要があり、具体的な方向性を出してほしい。
・建物の取り壊しが進む中で、文化財保護の観点が抜けている。
・被災地域毎に抱える課題は様々であり、各地域の現状に基づいた地域毎の復興計画が必要。
・震災発生から半年経った今、何がどう進んでいるのかがわからず、実感できない。

来場者にアンケートをお願いしたのですが、「市へあなたの意見を提出しますか」という質問に、約半数の方が「提出します」と答えていました。より良いビジョンにするためにはそれを作るプロセスにより多くの市民が参加することが必要だと思います。その意味で、市民のみなさんが復興ビジョンや計画について考えるきっかけにはなったのではないかと思います。

(小松)

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