いわき事務所の「生活支援プロジェクト」を支えている、頼もしい現地スタッフをご紹介します。

三浦康子(配送担当)

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福岡出身の肝っ玉母さん。沿岸部の豊間地区に家があり、自身の家も地震の被害を受け、未だ片付けが済んでいないとのこと。
「被災者の皆さんのお話を聴いていると本当に切なくて涙が出てしまいます。自分の涙を止める工夫もしなければと思いますが、共感・共鳴することで相手が心を開いてくれることもあります。私と話をして『震災後、初めて大きな声で笑いました』とおっしゃる方もいて、すごく嬉しいです」

三浦雅人(電話受付、事務担当)

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三浦康子さんのお連れ合い。原子力発電所の防災設備の施工・保守点検を行う会社に勤務していましたが、震災後に解雇。ボランティアとして毎日、生活支援プロジェクトを支えてくれています。
「感謝されていることが電話から伝わってきます。社宅に入っているために家電製品等の支援の対象とならない人が『誰も相手にしてくれなかったが、シャプラニールがちゃんと対応してくれてとても嬉しい』とおっしゃっていたのが印象的です」
郷土史を調べるのがライフワーク。いわきの歴史を語らせたら右に出る人はいません。

斉藤啓司郎(配送担当)

saito.jpgいわき市出身で、東京で番組制作や飲食業の仕事をしていましが、震災後すぐに実家に戻り家の片付けをする傍ら、がれき撤去などのボランティアも行っていたそうです。
「物資の配付を始め、市の支援策が被災者に十分伝わっておらず、まだまだ困っている人が多いと感じます。また、被災した人としていない人の温度差を埋めたいと思います。既に震災のことなど忘れてしまっている人もいますから」
サッカーをやっていたという斉藤さん。がっしりした体格といつも絶えない笑顔で、いわき事務所のムードメーカーとなっています。

澤田桃太郎(配送担当)

momotaro.jpgニックネームは桃ちゃん。ご両親が営む地元で有名なカレー屋さんの隣でMomo Cafe(モモカフェ)というカフェを経営(土曜日と日曜日のみ)。勿来地域災害ボランティアセンターにも運営スタッフとしてずっと関わってきました。
「被災した方たちと直接話をすると、リアルでぐっとくることが多いですね。今までよりさらに『何とかしなきゃ』という想いになります。調理器具をお届けするとすごく喜んでくれる人もいて、やり甲斐を感じます」
一見おっとりした癒し系ですが、内に秘めた熱い想いは誰にも負けません。

(小松)