支援センターで友達や先生との再会を待ち望む少女たち

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バングラデシュではロックダウンが行われた3月末からダッカ市内にある支援センターも閉めていました。このパンデミックは住み込みで働く少女たちの自由を奪いました。

ロックダウン中、私たちは少女たちの家の中での状況を把握するため、雇用主と電話で連絡をとり続け、解除後は、様子を見るために家庭訪問を開始しました。少女たちから勉強がしたいという声があったこと、雇用主からもこの子たちはセンターでせっかく勉強を始めたけれど忘れてしまっている、との話があったため、私たちは家に宿題を届けることで状況把握をしようと考えました。でもそれは簡単なことではありませんでした。感染拡大が続き、雇用主の多くはスタッフが家の中に入ることを認めなくなり、玄関口はもちろん、建物の中にも入らせてもらえなくなりました。宿題の受け渡しは、窓から宿題を入れた袋をロープで引っ張り上げてもらう、そんな方法になり、少女たちに 会うこともできません。

今までセンターでは1回に20人近くの少女たちが一緒に勉強していましたが、8月からは感染予防対策を整え、14歳以上、1日3部入替制(1部3人まで)としてセンターを週3日限定的に開けることにしました。通常のクラスは開かず、来た子に合わせた勉強や職業訓練ができるようにしました。10月からは入替制を継続して週5日開けています。

ある少女は、村にいる家族にも会えず元気でいるか心配、仕事が増えて自由な時間もなくなってとても悲しくて泣きたかった、センターを再開してくれてとてもうれしい、と話してくれました。しかし、感染予防を理由にセンターに来ることを認めてくれない雇用主もおり、来られる少女は限られています。勉強ができ息抜きの場であったセンターが、以前同様に再開され、毎日友だちに会える日が戻ることを、少女たちは強く願っています。

ソーシャルディスタンスを守りながら勉強する様子

ソーシャルディスタンスを守りながら勉強する様子

マフザ・パルビン(バングラデシュ事務所 プログラム・オフィサー)
この情報は会報291号に掲載しています。(2021年3月発行)


>>実施事業について 『バングラデシュで家事使用人として働く少女の支援
シャプラニールは2005年から家事使用人として働く少女への支援活動を実施していますが、少女たちを送り出している村の人たちに働きかけること、バングラデシュの人たち自身が児童労働を社会課題として認識することで社会を変えていくことを目的に、さまざまなアドボカシー活動を実施しています。

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