この度、シャプラニールは第17回 かめのり賞(※)において特別賞を受賞いたしました。今回「ジェンダーギャップの大きな国にて女性の人権を回復する活動」としてバングラデシュでの家事使用人として働く少女への支援活動が評価され、特別賞を受賞するに至りました。

※公益財団法人 かめのり財団が設立した「かめのり賞」は、日本とアジア・オセアニアの若い世代を中心とした相互理解・相互交流の促進や人材育成に草の根で貢献し、今後の活動が期待される個人または団体を顕彰するものです。

表彰式は2024年1月12日にアルカディア市ヶ谷で開催された「かめのりフォーラム2024」にて行われ、坂口代表理事と事業推進グループの峯が出席しました。表彰式では坂口がシャプラニールの活動や今回評価された家事使用人として働く少女への支援についてお話ししました。また、正賞の記念の楯が贈呈されました。

団体の活動を紹介する代表理事 坂口

今年開催されたかめのりフォーラムは4年ぶりに対面で行われることになり、かめのり財団の理事の方々をはじめ、ほかの受賞団体やかめのり財団の青少年プログラムに参加した学生の皆さんと直接お話しする機会にもなりました。

かめのり財団の創設者で評議員の康本健守氏から記念の楯を受けとる代表理事 坂口

この受賞を励みに、シャプラニールは今後も家事使用人として働く少女たちの権利が守られる社会をめざし、現地で継続的に活動をしてまいります。

記念の楯と目録を手にする代表理事 坂口

家事使用人として働く少女への支援は、現在バングラデシュのダッカ市内で支援センターを運営しており、27名が通っています。

このセンターで働くサポートスタッフの一人、ジョバさんも実は子どものころは家事使用人として働いており、センターを利用していました。「ロールモデルとなってセンターで少女たちを支援する側の身になることは、とても誇らしい」とジョバさんは言います。彼女のように、少女たち一人ひとりが自身の道を切り拓き、自分の足で未来を歩めるようになることをめざし、団体のスローガン「取り残さない、その小さな声を。」を掲げ、今後も活動を継続していきます。

活動の詳細: https://www.shaplaneer.org/support/domestic_worker/

センターに通う少女たちと(前列右端がスタッフのジョバさん)