シャプラニールでは6月を児童労働反対月間とし、2017年6月3日(土)~21日(水)に全国12カ所で開催される全国キャラバン「羽ばたけ!家事使用人の少女たち」を開催します。バングラデシュ・ダッカ事務所の職員を講師に招き、家事使用人として働く少女たちの現状や少女たちへの必要な支援についてお話しします。(イベント詳細・スケジュールはこちら
このイベントに先立ち、シャプラニールの家事使用人として働く少女たちの支援についてあらためてご紹介します。

今回はダッカ事務所のアドボカシーオフィサー(啓発運動担当)アティカからの動画メッセージをお届けします。

アティカは家事労働をする少女たちの未来を切り開くため、啓発活動の一環として地方ラジオ局における啓発ドラマの放送、国会議員や南北ダッカ市長への働きかけなど幅広く活動をしています。

バングラデシュの女性としては珍しい短髪で、スクーターに乗り、女性たちが直面する様々な社会問題の解決に関わってきた彼女ですが、シャプラニールに入職するまで、子どもが使用人として他人の家で働くことを問題だと感じたことはなかったそうです。多くの人々に、少女たちが家事労働に従事していることを問題として感じてほしいと熱を込めて語ります。担当スタッフとして少女たちがおかれた状況を知れば知るほど、子どもとしてあたりまえの生活をする大事さを感じているからだそうです。

そして「この仕事は私の天職です」と言い切ります。 私は、アティカが担当する啓発活動のプロジェクトが少しずつ発展している様子を見てきました。彼女が前職や現職で培ってきた人脈、彼女の熱意と真剣さが作り出したものであると思います。

アティカ職員と藤崎職員

(農村から家事使用人として働く少女が送られないようにへ続きます。お楽しみに!)
 

▼全国12カ所で講演!全国キャラバン2017「羽ばたけ!家事使用人の少女たち」開催(6/3-6/21)

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