シャプラバ!

「シャプラバ!」は、シャプラニールをさまざまな形で支えてくれる皆さまの、
シャプラニールのとのかかわりや海外協力への思いなどをご紹介します!


 齋藤督之さん 「ステナイ生活」ボランティア 

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シャプラニールとの出会いは、私が東京都の就活プログラムの一環でお邪魔させていただいた事がきっかけです。そのためボランティアや活動に興味があるというより、恩義や感謝の気持ちで恩返しできればという思いでステナイ生活のボランティアに参加しました。参加してみると思いのほか居心地が良く、今まで自分の周りには居なかったような皆さんとかかわることで心の安寧を得られ、東京事務所は私にとってホッと安心出来る場所になっています。シャプラニールはバングラデシュやネパールだけでなく、日本人の疲れた心も癒してくれる存在です。

COVID-19による緊急事態宣言の中、都内在住者に限定するなど、ボランティアの人数を絞ってでも受け入れてくれたことを感謝しています。また多くの在宅ボランティアの方々が毎週ダンボールいっぱいの物品寄付の開封作業を継続しておられ、自分だったら絶対に続かないと思い、多大なリスペクトを感じます。寄付を寄せてくださる方々からの温かいお手紙には『翁より』なんて書かれていることもあり、とても格好よく感じて憧れます。

この期間、不安や困難が先に立ちがちですが、東京事務所でシャプラニールの様子を間近で拝見し、戸惑いから新たな挑戦に取り組む過程が見られたことは大変貴重な経験でした。また、これまでのように東京事務所のボランティアスペースだけでなく、多くの人とオンラインで交流できることでより繋がりを感じ、気持ちを分かち合うきっかけにもなっています。困難な時期だからこそ、むしろ人の優しさや思いの強さを実感する良い機会になっています。

東京事務所に届くたくさんの物品寄付を開封する作業しています

東京事務所に届くたくさんの物品寄付を開封する作業をしている様子

まだ自分がどれだけ貢献できているかはわかりません。むしろ支援をしているよりも多くの大事なことを教えられているとさえ思います。早いうちにより多くのボランティアや会員の皆さまと直接お会いできる日を心待ちにしております。最後に、シャプラニールに関わって下さっている全ての方に感謝します。

>この記事は会報誌292号(2021年6月発行)に掲載しています。