語学学校では、毎朝あいさつが終わると、「はい、では昨日学校が終わってから今朝までのことをネパール語で話してください」と、容赦なく言われていました。覚えたての単語を適当に並べながら、家までどうやって帰り、何を買い、何を食べ…、といったことをしゃべっていくのですが、ある時、先生から「ちょっと待ちなさい、あなた、野菜食べてないんじゃないの?」との鋭い指摘が。
「いや、あのぉ、まだ調理器具が…」
「そんな言い訳はいいから、今晩からちゃんと食べなさい。まずはカリフラワーからね」
「はぁ…」
「塩を加えてゆでるだけでいいのよ!」
何をかくそう、先生はベジタリアン。結局その日から、先生の厳しい指導のもと、野菜中心の食生活が始まったのでありました(笑)。