2024年2月15日から19日にネパールの首都 カトマンズ市でWorld Social Forum2024 (以下WSF)が開催されました。世界で最初のWSFは2021年ブラジルで開催され、以降毎年違う国で実施し、世界の諸課題について議論し社会の連携を深めてきました。今回は約40カ国からNGO、市民社会組織、国際機関、政府機関、学会関係者、労働組合機関などが集まりました。

World Social Forum 2024会場の様子
カトマンズ市内でのパレード

フォーラムの初日の夕食会に、私もネパール国際NGO連盟(Association of International NGO Nepal)理事として招かれ各国の組織の代表者と交流しました。冒頭でネパールのプラチャンドラ首相のスピーチがあり「文化、宗教、言語、民族の多様性が織りなす豊かなタペストリーを持つ中で、ネパール憲法が重んじる民主主義と人権を確実に達成できる社会を作っていきたい。このフォーラムは世界の人たちとの絆を築くことができる」というメッセージがありました。

プラチャンドラ首相のスピーチ

会場にはキューバの故カストロ議長の娘さんも来場され、「市民社会が世界で一緒になって不平等に対して一緒に解決策を考えていきましょう」という力強い言葉がありました。

故カストロ議長の娘さんのスピーチ

今回のフォーラムでは、「Another world is possible(もう一つの世界は実現可能)」というスローガンを掲げました。社会の不平等、紛争、貧困、環境、パンデミックの影響といった課題に対して4日間の日程の中で各種イベントを通して議論を行いました。公正で平等な社会について深く皆で考え、市民社会ができることを模索しネットワークを作ることができた貴重なフォーラムでした。

ディベート会場にて ネパール政党UML幹事長(写真左から5人目)とネパール事務所長竹下(その右隣)
会場には各団体の紹介ブースや手工芸品の販売、軽食の出店もたくさん(写真中央:ネパール事務所長竹下)

ネパール事務所長 竹下裕司