ナマステ、ネパール駐在員の横田です。先日、日本のODA(政府開発援助)によって、2019年から6年以上をかけて工事が行われてきたナグドゥンガトンネルがついに完成し7月27日に開通しました。正式開通を前に、道路局とJICAネパール事務所が共同で主催したイベント「ナグドゥンガトンネル・ファンラン&ウォーク2026」に参加してきました。

ネパールの首都カトマンズは盆地にあり、陸路で盆地の外に出るには必ず峠を越えなければなりません。このナグドゥンガ峠は、カトマンズ盆地の西側(第二の都市ポカラなど)に行くのに通る道で、峠を越えるのに1時間程度、特に雨期にはよく道路の斜面がぐずれたり、事故が起こったりして、通行止めや渋滞によって数時間かかる道のりでした。この全長約3kmのトンネルの開通によって、移動の利便性と安全性が向上し、峠を通行する時間はわずか5分程度に短縮されます。

私は東京事務所勤務時の2022年9月に初めてのネパール出張で、当時防災事業を実施していたチトワン郡に行く際にこのナグドゥンガ峠を車で通り、工事の様子を車窓から見ていました。
工事にかかわってきた関係者の話では、ヒマラヤ山脈を擁するネパール特有の地質により、何度もトンネル内の崩落や変形が起こり、掘り直しを余儀なくされたそうです。そのような話も直接聞いていたため、困難を乗り越えてようやく完成したことや、日本のトンネルと本当に同じ設備・様子にとても感動しました。私にとっては開通前の完成したてのトンネル内を歩くという人生でなかなかできない貴重な経験となりました。




イベントには、440名以上が参加し、ネパールと日本の外交関係樹立70周年という記念すべき年にふさわしい、すばらしい機会にもなりました。
ネパール事務所長 横田 好美
お知らせ
私もネパールから登壇するイベント「NEPAL NOW~変わりゆくネパールを知ろう」が8月1日に開催されます。2026年は、シャプラニールのネパール事業を開始して30周年でもあります。ぜひご参加ください!詳細は以下バナーよりご覧ください。(9月12日には、本イベント第2弾を開催します!)

