奨学金プログラムのオリエンテーション

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~カトマンズ盆地内での奨学金支援とメンタルケアプログラム~

ボランティア活動計画を書く奨学生

ボランティア活動計画を書く奨学生

2015年4月25日に発生したゴルカ郡を震源とする地震、またそれに続く5月13日のドラカ郡を震源とする大きな余震によってネパールの広い範囲で大きな被害が出ました。シャプラニールは過去一緒に事業を行ったことのあるSOUP(Society for Urban Poor)と協働し、学生への奨学金プログラムを実施しています。奨学金プログラムの対象となっているのは、カトマンズ盆地内に住む主に高校2,3年生の学生17名で、2年間分の学費を提供することにしています。奨学金を受給した学生さんはもともと貧しい家庭が多く、今回被災したことで、学業を諦めざるをえない状況に置かれていました。

奨学金オリエンテーションプログラムでは、17名すべての奨学生(またはその保護者)が参加して、彼・彼女らの就学状況の確認や、その他現状の共有を行いました。いまだにトタン板で作った仮設住宅で生活している学生や、辛うじて被害を免れた親戚の家に身を寄せている奨学生もいました。早く家を再建して元の生活に戻りたいという希望はあるものの、行政からの家屋再建支援の目途もたっていないため、通常の生活に戻るまでにはなかなか時間がかかりそうです。

そのような困難な状況の中でも奨学生は、今回の被災でより困難な状況にいる人々の手伝いをしたい、または防災を地域に広めることに携わりたいという思いから、SOUPが行っている地震トラウマケアプログラムや、シャプラニールが現在NSETと実施しているカトマンズ盆地内の女性を対象にした地震防災啓発プログラムにボランティアとして活動したいと名乗りを上げてくれました。

午前中は学校の授業を受け、午後は家計を助けるために働き、夜は予習復習と忙しい学生さんが多いですが、このように人のため、地域のためにできることをやりたいと行動に移す力強さと頼もしさを感じました。シャプラニールとSOUPは今後2年間モニタリングを続け、奨学生の生活がどのように変わっていくのかを見守ることにしています。

(シャプラニール カトマンズ事務所長 宮原麻季)

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