「雨の日は大変だったの」

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地震の被害が大きかった地名としてもよく名前が挙がるゴルカ郡の西隣に位置する、タナフ郡バヌー村でトタンの配布を家屋の倒壊がひどかった500世帯に行いました。この地域には地元の教会や森林組合による支援活動はあったものの、これまで外部からの支援はありませんでした。

パートナー団体のSWI(Social Welfare Institute)の他、地元の組合、赤十字、警察、Ward Citizenship Forumの代表(村は9つのWard(区)に分かれており、その区の住民による委員会)が協力し合っての配布です。この日は、Ward5で3カ所に分かれて、時間差で配布を実施しました。

配布リストに沿って名前が呼ばれると、身分証明書としてレッドカード(被災証明書、写真内右下の女性が手にしているピンクのカード)を見せて、契約書(写真中央の冊子)にサインをし、トタンとの引換券(写真内の黄色の紙)を受け取ります。その引換券を持って、すぐそばでトラックから降ろされるトタン12枚を受け取る流れです。

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字が書けない人は、拇印がサイン代わりです。

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休日の土曜日でしたが、働きに出いている男性も多かったため、女性、特に高齢の女性が受け取り手の場合は孫や近所の人が手伝って運んでいました。
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ドゥルガ・タマンさん(上写真・左)は、夫と娘一人の3人家族ですが、夫は2年前からサウジアラビアで運転手の仕事をしているため、彼女が代表でトタンを取りに来ました。地震があった時は家の中にいて、側面と背面の壁が崩れてきたため、急いで外に逃げました。夜は学校の校庭(今回、トタンを配布した場所)で近所の人々と集まって過ごしたそうです。今も、外のテントで暮らしており、「雨の日は水が中に入ってきて大変だったの。このトタンでもうちょっといい住まいにできるわ」とのこと。

トタンはネパールで日ごろから建物の屋根や壁によく使われています。今回配布したトタンも状況によって、仮設住宅の補強に使う人、もともとの家の補修に使う人といろいろです。少しでも、よい空間つくりに役立ってほしいと改めて思いました。

勝井

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