8年前に支援した人々と一緒に地震復興活動

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7月6日から8日にかけてカトマンズから東へ約120キロほど、被害の大きかったシンドゥパルチョーク郡やラメチャップ郡よりさらに東側にある中山間部のオカルドゥンガ郡の2つの村を訪れました。多くの倒壊家屋があるものの外部からの支援が入っていないことがわかり、簡易仮設住宅の屋根用のトタンを配布しようと考え、実際に現場を確認したり作業を進めるためでした。

実はこのオカルドゥンガ郡でシャプラニールは1999年から2007年まで農村開発支援を行っていました。当時は車が走れるような道はなかったので山の中を歩いて村へ向かったそうですが、今は集落の比較的近くまで車で行くことができました。ただ、それでも実際に集落へ行くためには、車で行ける所から片道約2時間、人が一人通れるぐらい、転んだら崖から転落間違いなしの山道を歩くこととなりました。大きな蛇が顔のすぐ横をシューシュー言いながら、横切って行った時は怖かったです。しかし、案内してくれた村人にとっては毎日の道のり。さすが、楽しくおしゃべりしながら歩いていました。

あそこまで行くよ、と傘でしめしてくれました。標高は約1800m。

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正直、家屋の倒壊の状況は被害が甚大だった地域に比べたら小さなもので、多くが複数のひび割れ、壁の一部崩落です。しかし、建物の構造からして補強してもう一度安心して住みなおすことができるような壊れ方、ひびの入り方ではないため、行政から取り壊し、居住不可の認定をされています。人々は日中は壊れた家の使える部分、台所などにおっかなびっくり入って使い、夜は外にタルポリンシートなどで作ったテントのような場所で寝ていました。すでに雨期に突入し毎日のように雨が降る中で大変な暮らしなのは明らかでした。

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野菜のビニールハウスを利用した簡易仮設。

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ここでのトタンの配布には、この地域で活動している組合に協力してもらうのですが、その組合は私たちがかつて支援活動していた時に組合登録を支援し、貯金や女性組合員への生活向上のためのローンの貸付活動などをサポート、育成していた組合です。すでに私たちからの支援は8年前に終了していますが、独自に活動を続けていたのです。今回の現場訪問にも同行してくれ、村や郡のトップに話を通してもらう際にも助けてもらいました。

今回、実際に現場を歩くことでトタンの配布方法(いつどこで住民に渡し、どのように運んでもらうか)で気を付ける点が見えてきました。細い山道を1,2時間かけてトタンを持って帰ること、そして簡易仮設住宅を作ることは、女性だけの世帯、高齢者だけの世帯では難しく、取りに来るのをあきらめたり、もらったが住宅を作るのを諦めたりしてしまうのではないかと議論しました。そして、組合が中心となってボランティアを募り、そういった世帯へのトタンの運搬や住宅建設に協力してもらい、きちんと支援が行き渡るようにしようと話をしてきました。

より弱い状況にある人々のことに想像をめぐらし配慮した活動を、かつて支援先だった人々と一緒にできることをうれしく思いました。

勝井

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