ラジオ出演しているダッカ事務所担当者(右側)

ラジオ出演しているダッカ事務所担当者(右側)

少女たちを家事使用人として送り出す側である農村部の保護者や地域住民に対して、都市部にやってきた少女たちが置かれている現状を伝えることを目的に、コミュニティラジオ放送による啓発活動を実施しました。

シャプラニールは今まで、首都ダッカで「児童労働反対世界デー」に合わせてデモ行進を行っていましたが、それでは少女を送り出す側である農村部の人々へメッセージが届いていないのではないかと感じていました。
バングラデシュで家事使用人として少女が働くことは一般的であり、それが社会的な問題だと感じる人は多くありません。そのため、少女を送り出す親も自分が悪いことをしていると感じていません。そこでコミュニティラジオを通じて、農村部の人々に対してメッセージを発信するべきだと思い、実施しました。

私はラジオで、保護者や雇用主、ソーシャルワーカー、マスメディアの人々みんなに、家事使用人として働く少女を守る責任があること、親は子どもを家事使用人として送りだすべきではないこと、送り出した親は子どもと定期的に連絡をとること、雇用主は14 歳未満の子どもを雇うべきではないこと、雇用主は家事使用人に対して暴力を振るうべきではないことなどを伝えました。

ラジオ放送後、電話やメール、FacebookなどのSNSを通じて、多くの反響がありました。その中である男性から「ラジオを聴くまで問題と思っていなかったことに罪悪感を抱いています。私は絶対に娘を家事使用人として送り出さないし、この問題のことを親族や友人に伝えていきたい。」といったメッセージをもらいました。コミュニティラジオは特定の人々にしか届きませんが、今後はより多くのバングラデシュの人々に届く国営ラジオを通じて家事使用人として働く少女の問題について発信していきたいと思っています。

(アティカ・ビンテ・バキ/ダッカ事務所アドボカシー・オフィサー)