joba-photo4アジムプールセンターに通うジョバ・ラニさん(19歳)に話を聞きました。

-私は5人きょうだいの2番目で、農業をしているお父さんと専業主婦のお母さんとの7人家族です。今、ダッカ市で住み込みの家事使用人として働きながら生活しています。

12歳の時、家族を支えるために親戚のおばさんとダッカ市を訪れ、家事使用人として住み込みで働きはじめました。その前も二年間、親戚のおばさんの家で家事使用人として働いていました。親戚のおばさんが亡くなった後は家に戻るつもりでしたが、家庭が貧しかったため再び働かなくてはいけなくなりました。ダッカで働くようになったとき、フルキのスタッフが雇い主に私をセンターに通わせてほしいと話しをしてくれ、私はセンターに通うようになりました。センターの先生は簡単な文字の読み書きや計算のほか、裁縫や保健衛生、性教育などさまざまなことを教えてくれます。それだけでなく料理や礼儀作法の勉強など家事全般も学べます。今ではいろいろなおやつや洋服も作れるようになり、そのおかげで雇い主は私の仕事を評価してくれるようになりました。

私は教育の機会を与えてくれた雇用主に感謝しています。雇用主は裁縫のスキルをあげるためにミシンを買ってくれたり、お給料も2,500タカから3,000タカまで増やしてくれたりしました。こんなにも良くしてくれる雇い主に出会えて良かったです。裁縫が上手くなると毎月注文も受けるようになり、お給料はだんだん増えていきました。そのおかげで、家族の暮らしが少し良くなってきて、私は今とても幸せです。これからは学生の弟のために学費を稼がなければならないと思っています。

私の成長を両親はとても喜んでくれています。センターは勉強がしたくてもできない子どもたちに必要な施設だと思います。そのような子どもたちにちゃんと教育を受ける機会を与えてくれる雇い主が増えてほしいです。

◆今までで一番幸せだった瞬間
センターで自分と同じように家事使用人として働く少女たちに会うと嬉しくなります。彼女たちと一緒に過ごしている時間は楽しくて大好きです。センターに通うきっかけを作ってくれた先生と雇い主に感謝しています。

◆将来の夢
センターで学んだ裁縫のスキルを活かした仕事がしたいです。センターで学んだトレーニングは、私にとってかけがえのないものになっています。