今回は、全国キャラバン2017で来日講演を行った、シャプラニールダッカ事務所のマフザ・パルビン職員からの動画メッセージをお届けします。

マフザは家事使用人の少女たちを対象とした教育支援事業をダッカ事務所で担当しています。センターに足しげく通い、少女たちや雇用主の声を拾ったり、パートナー団体Phulki(フルキ)とより良い活動にするため、日々コミュニケーションをしています。

今年の2月にフルキから地域住民へ引き渡したダッカミルプール地区にあるルプノゴールヘルプセンターを訪問した際、センターに通う一人の少女がマフザに走り寄り、彼女を抱きしめていました。

センターを運営する住民だけではなく、少女たちとも信頼関係が結べているのだという喜びと、これからのルプノゴールヘルプセンターの発展に希望と可能性を感じました。

ルプノゴールセンターの様子

ルプノゴールのような既に地域住民の手で運営されているヘルプセンターでは、センター卒業生もスタッフとして運営サポートをしています。家事使用人の少女たちがいなくなることが私たちの活動の最終的な目標ですが、このようにセンターの卒業生が現役生の送り迎えを手伝うなどして関わることも、少女たちが社会の中に自分の役割を見つけることができ、自信と希望が育まれると信じています。

(【センターで出会った少女】お母さんのような先生へ続きます。お楽しみに!)