農村から家事使用人として働く少女が送られないように

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私たちは、農村部から都市に出てきて家事使用人として働く少女たちへの支援の一環として、農村部でのコミュニティラジオによる啓発活動も行っています。少女たちを家事使用人として送り出す側である農村部の保護者や地域住民に対して、都市部にやってきた少女たちが置かれている状況を伝えることが目的です。

ラッシャヒのラジオポッダでの番組収録の様子

ラッシャヒのラジオポッダでの番組収録の様子

シャプラニールは当初首都ダッカで6月の「児童労働反対世界デー」に合わせて家事使用人として働く少女の課題をアピールするためのラリー(行進)を行っていましたが、それでは少女を送り出す側である農村部の人々にメッセージが届かないと感じていました。

バングラデシュでは少女が家事使用人として働くことは一般的であり、それが社会的な問題だと感じる人は多くありません。そのため、少女を送り出す親自身も子どもにとって良くないことであるとは自覚していません。そこでコミュニティラジオを通じて、農村部の人々に対してメッセージを発信するべきだと思うようになりました。

ある回のラジオ番組では、保護者や雇用主、ソーシャルワーカー、マスメディアに対して次のことを伝えました。
・家事使用人として働く少女は守られるべき存在であること
・親は子どもを家事使用人として送り出すべきではないこと
・送り出した親は子どもと定期的に連絡を取ること
・雇用主は14歳未満の子どもを雇うべきでないこと
・雇用主は家事使用人に対して暴力を振るうべきではないこと

ラジオでの放送には、電話やメール、FacebookなどのSNSを通じて、多くの反響が寄せられました。その中である男性から「ラジオを聴くまで問題だと思っていなかったことに罪悪感を抱いています。私は絶対に娘を家事使用人として送り出さないし、この問題のことを親族や友人に伝えていきたい。」とメッセージを送ってくれました。

コミュニティラジオが届く範囲は限られているため、今後は国営ラジオも含めより多くのラジオ局を通じてより多くの人々に、家事使用人として働く少女たちの問題について発信していく予定です。

(【動画メッセージ】ダッカ事務所職員マフザへ続きます。お楽しみに!)

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