バングラデシュ:サンタルの子どもたちが通いやすい学校環境づくり

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セリナ校長とシュバシュくん

セリナ校長とシュバシュくん

セリナ・アクタルさんは、ノシプル公立小学校の校長です。サンタルの子どもの保護者と学校の関係強化、サンタルの子どもが通いやすい学校環境づくり、学校の先生がサンタルの子どもたちに配慮すること、サンタルの伝統文化を広げていくことを目的とした私たちの活動にセリナさんはとても協力してくれています。

この小学校には生徒550人のうち42人のサンタルの子どもがいます。セリナさんは生徒にとても人気で、保護者からも慕われています。経済的に貧しい生徒やサンタルの子どもたちに無料で補習学級支援を行ったり、不登校の生徒やサンタルの子どもの家庭訪問をしています。ある不登校のサンタルの生徒、シュバシュ・ムルム君の家も何度も訪問し学校へ復帰させました。さらにシュバシュ君の5年生の修了試験結果を見て「彼はもっと良い結果を出せているはず」と、自ら教育担当局と連絡を取り、テストを再度採点させました。その結果、シュバシュ君は最優良の成績を取得したのです。

セリナさんは、時にはサンタルのコミュニティの会議に参加し、保護者へ子どもの教育について啓発を行っています。サンタルとベンガル人の生徒が共に参加する文化グループも作りました。またサンタルの保護者を学校運営委員会の委員に選出しました。

サンタルの子どもたちは今、学校でとても快適に過ごしています。私たちはこれまでの経験を生かし、2016年度から新しくサンタルに限らず言葉や文化が異なる先住民族の子どもたちに配慮するよう「みんなの学校プロジェクト」を開始しました。学校の先生に対しても働きかけています。今後他の先住民族の子どもにとっても学校が楽しく通いやすいものになって行くでしょう。

ラッキー・マランディ(プロジェクト・コーディネーター、GBK)

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