こんにちは! 
11月15日(土)、マザリナ『世界のお月見を体感しよう』の様子をお伝えします。 

世界各地の「月」を知ろう 

世界の月の見え方紹介の様子
世界の月の見え方紹介の様子

はじめに、世界のさまざまな地域で語られてきた月の見え方や歴史についてのお話からスタート。 
日本では「月の中で、うさぎがお餅つきをしている」と言われますが、国が違えば月の模様の見え方も異なります。参加者の皆さんも「そんな風に見るんだ!」と驚きながら聞き入っていました。 
続いて、中国出身の学生さんに「月」を意味する中国語の発音「Yuè」を教えてもらい、みんなで中国語体験。初めてのマザリナ参加である学生さんにとっても、他の参加者の方々と自分のルーツである文化をシェアするきっかけとなっていました。

ミニ星座講座&クイズ

星座クイズタイムの様子
マザリナでは、ボランティアさんの『得意』も生かされます

次は、星に詳しいマザリナボランティア櫻井さんによる星のお話へ。 
冬に見えるおなじみの星から、少し珍しい星まで、クイズ形式で楽しく学びました。さらに、参加者の中の占いに詳しい方が、星と占いの関係についても教えてくださり、会場は終始和やかな雰囲気に。

交流タイム

月や星に関して少し学んだあとは、ゆったりと交流タイム。 
中国、韓国、フランスなど世界各地の“月”にまつわるお菓子を味わいながら、参加者同士の自然なおしゃべりが弾みつつ、 久しぶりに来てくれたマザリナ常連さんの登場に「おー!」と歓声が上がり、少しずつ繋がってきた、マザリナの輪を感じる場面もありました。 

その後は、身近な材料で、ランタンづくり。牛乳パックにお花紙を切り貼りします。それぞれ思い思いに工夫を凝らし、個性あふれる表情豊かなランタンが次々と完成していきます。手を動かしながら話すことで自然と会話が広がっていきます。 

手作りランタン点灯・・・ 

参加者の方が作成したランタン
参加者の方が作成したランタン
ランタンが一斉に点灯する様子
ランタンが一斉に点灯する様子

3、2、1…の合図で、ランタンが一斉に点灯! 
会場が暗闇がやわらかい光に包まれ、参加者それぞれの思いがこめられた手作りのランタンが美しく輝きました。 

参加者の声と、月がつなぐひととき 

みんなで集合写真

冬に向けた月や星座の豆知識をきっかけに、さまざまな話題が広がり、参加者同士がゆっくりお話する姿が見られた今回のマザリナ。 
初めてマザリナに参加した日本語学校の学生の参加者からは、 
「普段、日常生活で実際に日本語を話す機会があまりないので、こうした場はとても嬉しいです。」という声も。 
積極的に他の参加者に話しかけたり、知っている日本語を一生懸命伝えようとする姿がとても印象的でした。 

どの国から見ても同じ月。
自分の国での月の見え方や家族との思い出を語る方もいらっしゃり、月が故郷を思い出すきっかけになっていたようです。

インターン企画としてのマザリナ実施

今回のマザリナは、企画立案から当日の運営まで、インターン企画として担当しました。参加者募集の難しさや内容構成の調整など大変な点も多くありましたが、その分得られた学びは大きく、貴重な経験となりました。

参加者との交流の中では、日本語学習者の方々から「日本語を使う機会が少ない中で、マザリナのような場で日本人と交流できるのが嬉しい」という声を直接聞くことができ、この場の必要性を改めて強く感じました。
また、一人ひとりの日本語力に合わせて“やさしい日本語”を意識しながら関わることで、コミュニケーションの工夫についても大きな学びを得ることができました。


次回のマザリナは、12月13日のんびり多文化交流会&お話会です。お楽しみに! 

事業推進部多文化事業インターン 金坂

(この事業は令和7年度 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業を受けて実施しています。)