こんにちは!
8月2日の多文化共生コミュニティスペース「マザリナ」の様子をお伝えします。
今回は、おはなし会&ネパールダンス!

ゲストのロジさんのネパールから日本に来るまでの道のり
「みなさん!こんにちは!」
今回ゲストで来ていただいたネパール出身のロジさんの明るい自己紹介からおはなし会がスタート!
会場には日本の方だけでなく中国やフィリピン、韓国の方々など20名以上の参加者の方が集まりました。

「ネパールの場所、どこかみなさん知っていますか?」
参加者の方へ語りかけながら、ネパールのこと、ルーツであるネワール族の文化についておはなししてくれました。
そして日本語を勉強した思い出も。「日本に来てから図書館に行って勉強するようになりました。 COVID-19が拡大して出かけられない時期をすぎてから、日本の文化交流ができる場所を探しに出かけるようにしました!華道などにも挑戦しました。」
日本在住歴5年のロジさんが話す流暢な日本語は、これまでのロジさんの人知れぬ懸命な努力と、たくさんの人とつながってきた証。これまでのライフストーリーを通して、ネパールの文化、そしてロジさんをぐっと身近に感じます。
お話会の後は、皆さん楽しみにしていたネパールダンスが始まります。
まずは、けがをしないように、みんなで準備体操。

心もあつくなるネパールダンス!
準備体操で、からだも準備完了!ネパールダンス、スタートです!
ロジさんがダンス曲に選んだのは、ネパールの有名歌手ディーパック・バジャラチャーヤの『MAN MANGAN』。ネパールの伝統的な衣装や楽器が登場し、ネパールの有名なスポットで撮影されたミュージックビデオは圧巻です。(参照)https://youtu.be/A0GOxBvHNNg?feature=shared

今回は、『MAN MAGAN』の曲に合わせ、ロジさんがオリジナルで振り付けを考えてくれました。
まずは実際の音楽を聴きながら、ダンスの見本をみせてくれます。


早速1分間のダンスを複数のブロックに分けて、少しずつダンスを教わっていきます!
「手の平を表裏にして 1・2・3・4、 走ります!」参加者の皆さん、ロジさんの教える動きを次々と夢中で覚えていきます。

ダンスの途中、今回の曲『MAN MAGAN』(意味:心が満たされる)の歌詞に込められた想いを教えてもらいました。
「この曲の前半『誰がお金をくれるの?誰が心をくれるの?』と言っています。ちょっと意味わからないですよね。」
「でも最後には、自分自身で心が満足だ、自分が一番大切なんだよ!』というメッセージがあります。」

「歌詞の意味に合わせて『どうして?!』という気持ちで~!」
「前に出るとき、『自分が大事だ!』という気持ちをもって!」
曲の背景や歌詞の意味を知り、そしてロジさんの豊かな表現が伝わることで、参加者の方々の動きにどんどん感情がこもっていきます!
最後は、教えてもらったダンスをみんなで最初から通してやってみます。
最初は難しそうに見えたダンスも、皆さん軽々と楽しそうに踊り、最後はハートの決めポーズ!自然と大きな拍手が起こり、みんな笑顔に。
講師ロジさんはダンスが得意で、『ダンスを教える』ことをずっとやってみたかったそう。今回はロジさんのやりたかったことも実現できた、大切な回となりました!溶けそうな夏の暑さに負けない、パワーの溢れるアツイ時間をありがとうございました!

それぞれ異なるバックグラウンドをもつ方々が混じり合い、同じ時間・体験を共にする。
言葉を超えたダンス表現を通して、伝わっていく。
マザリナでみんなで分かち合うこの唯一無二の時間は、「多文化共生社会」の大事な一歩かもしれません。
次回のマザリナは、バングラデシュ出身の方をゲストスピーカーとしてお迎えするおはなし会となります。お楽しみに~!
▼ 多文化共生コミュニティスペース「マザリナ」を知る
https://www.shaplaneer.org/mazarina/
(この事業は令和7年度 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業を受けて実施しています。)
事業推進部 東