【コロナ緊急救援】バングラデシュで貧困世帯への現金給付支援が完了、命をつなぐ食糧を得て安堵の声

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バングラデシュのパートナー団体、JJS(Jagrata Jiba Shangha) から、新型コロナウイルス感染拡大に伴うロックダウンの影響を強く受けている世帯への支援活動が無事に終了したとの連絡がありました。

6月24日、JJSはバングラデシュ南西部、バゲルハット県のショロンコラ郡のサウスカリ・ユニオンの117世帯に、「モバイルバンキング」を使って現金の給付を実施しました。具体的には、地域の社会福祉局と協議をして、今回のロックダウンによって経済的なダメージを大きく受けている世帯を確認し、その中でも速やかに支援が必要とされる世帯を対象とすることを協議して合意をしました。対象となった世帯は電子銀行口座を開設し、SIMカード(携帯電話の中に入っている通信に必要なカード)を介し、それぞれ2,000タカ(約2,500円)を送金しました。

この事業で支援を受け取った方のお話を紹介します。
バレックさんは、両足が不自由で車いすで生活をしています。そのため、働くことができません。7人家族の一家の家計はバレックさんの息子が近隣のお店で日雇いで働いており、その収入を頼りに生活をしていました。しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、全てのお店が閉鎖されてしまったため、息子さんは働くことができず、一家の収入が途絶えてしまいました。

貯金もなく、働きたくても働く場所がない、日々の食糧にも事欠くような状況でした。今回の支援を受けるまでは、近所の人たちが時々差し入れてくれる食べ物でなんとか食いつなぐような生活をしてきました。今回の支援で受け取った2,000タカは、お米やレンズ豆、油、塩、芋を買いました。これで約1週間分の食糧が確保できたことにほっとしているといいます。

今回の支援方法は、モバイルバンキングを通じた現金給付という新しい試みでした。現物給付だと支援者が本当に必要としている物や量とのミスマッチや、配布物資の調達やその小分け作業や配布など一連の作業で事業運営者や支援対象者の感染リスクが高まってしまうことを考慮してのことでした。一方で、現金給付では、その使い方を私たちがコントロールすることができず、想定外のものへ使われてしまうのでは、という懸念が生じるものです。

しかし、現地からの事業実施報告では、ケーススタディとなっている対象世帯が支援金を食料購入に充てているとの報告がありました。本来の目的に沿って支出されたことが確認される一方で嗜好品など別のものを購入する余裕がないほどに、本当に日々の食糧に事欠いている状況に人々が直面をしていたのだとも痛感しました。
購入した食料を見せてくれました

購入した食料を見せてくれました


(2020年8月1日更新)
予定していた緊急救援活動が終了しました。そのため緊急救援募金の募集を終了いたします。
ご支援いただいた皆さま、誠にありがとうございました。また活動を実施する際には、再度募集をさせていただきます。なお、各地での活動の完了報告は随時、収支報告は後日改めて、以下サイトにて掲載いたします。

緊急救援活動の報告はこちら


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