シャプラニールは、バングラデシュの首都ダッカ市内のアランバーグおよびショバンバーグのスラムで、計101世帯への食糧配布支援を実施しています。

シャプラニールは以前より現地のパートナー団体Phulkiと、首都ダッカ市内のアランバーグ、ショバンバーグ、アジンプールという3つの地域で家事使用人として働く少女たちが読み書きを学んだり、遊んだりなど子どもらしい時間を過ごせるような支援センター運営をしています。

今回、アランバーグセンターとショバンバーグセンターの近くに住むパートタイムで家事使用人として働く少女たちを対象に、食料配布を決定しました。というのも、彼女たちはスラムで家族と一緒に暮らしていますが、新型コロナウイルスによる経済的な影響で日雇い労働やリキシャ*引きをする父親、家事使用人として働く母親が共に仕事を失い、収入が減り厳しい状況に置かれるようになってしまいました。*人力の三輪自転車タクシーのこと、バングラデシュを代表的な乗り物

また、この支援では、スラムに住む子どもたちや働く子どもたちを支援をするバングラデシュのNGO、Ek Ronga Ek Ghuriと協働して、家事使用人として働く少女たちに限定せずスラムに住む子どもたちに救援物資を提供します。

今回の支援活動の実施完了報告は、後日改めてお伝えいたします。

今では自分で歩き身の回りのことができるようになりました

配布した食糧セット

家計のためにとローンで買った牛を育てています。市場では高額な取引きができています

支援センター運営時の様子*

*上右写真)運営時の様子です。現在は支援センターは感染防止のため少女たちはリモートで勉強しています
バングラデシュではロックダウンが緩和され始めていますが、感染者の急増しており、収束の兆候はまだ見えず、経済への影響は長く続くことが懸念されます。

(2020年8月1日更新)
予定していた緊急救援活動が概ね実施の目途が立ちましたため、緊急救援募金の募集を終了いたします。ご支援いただいた皆さま、誠にありがとうございました。また活動を実施する際には、再度募集をさせていただきます。なお、各地での活動の完了報告は随時、収支報告は後日改めて、公式サイトにて掲載いたします。

緊急救援活動の報告はこちら


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