ユネスコの世界文化遺産に登録されているカトマンズ盆地の歴史的建造物を見てきました。2015年4月25日に発生したネパール大地震によって倒壊したり損傷を受けたりした建物の今の様子をほんの一部ですがご紹介します。


首都カトマンズ、ダルバール広場にある「ハヌマンドカ・ダルバール」と呼ばれるかつて宮殿として使われていた建物はすっかりきれいに再建されていました。

市内中心に位置する「ダラハラタワー」はネパールで最も高いタワーです。地震で倒壊しましたが、2021年4月に新しい塔が完成しました。

手前には積み上げられたレンガ
(2015年5月撮影)
お祭りの関係で多くの警察官が配備されていた(2022年9月撮影)
崩壊したタワー(2015年撮影)
再建された新しいタワーの手前には倒壊した古いタワーが遺構として残されている

この日は「インドラジャトラ」という神々の王であるインドラ神(日本では帝釈天として知られている)を迎えるお祭りで、生き神クマリ(ネパールのヒンドゥー教における神の化身)が市中を巡行していました。

クマリ(キーラン シュレスタさん提供、
2018年9月にカトマンズ市内で撮影)


文・写真/横田好美(海外活動グループ)

この情報は会報「南の風」298号(2022年12月発行)に掲載しました。