bangladesh girls
今日は東京は冷え込みましたが、日によっては暖かい日もあり、春の訪れが待ち遠しい今日この頃です。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。引き続きお身体大切にお過ごしください。

昨年12月1日に開始したマンスリーサポーター募集キャンペーンは、終了まで残すところ1日となりました!
多くの皆様がシャプラニールのマンスリーサポーターになってくださり、本日時点で72名の方にお申込みいただきました。皆様の温かいご支援に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。ぜひこの機会に、一人でも多くの方にシャプラニールの仲間になっていただけると嬉しいです。
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シャプラニールが家事使用人の少女たちのための支援センターを運営するバングラデシュでは、COVID-19感染症の影響により児童労働や児童婚のリスクが高まっています。
今回は、その中で児童婚を回避することに成功したシータさんの事例をご紹介します。シータさんのように、少女たちが児童婚や児童労働から解放され、教育を受けられる社会の実現を目指し、シャプラニールはこれからも歩みを止めません。

■自分の権利は自分で守る!児童婚を回避したシータさん(バングラデシュ)
COVID-19感染症の影響により、親が職を失ったため首都ダッカから村に帰ってしまう少女が数名いました。バングラデシュでは残念ながら児童婚がいまだに一般的であり、村に帰ると親の都合で結婚させられてしまうリスクがあります(※)。理由には、貧困、社会的圧力、教育への理解不足、結婚持参金(ダウリ)の削減などがあります。そのため、支援センターでは子どもの権利についての啓発授業も行い、児童婚が彼女たちの権利を侵害するものであることを教えています。また技術研修や教育の場を提供することにより、将来の職業の選択肢を広げると同時に、彼女たちが自信を持って意思決定ができる力を身につけてもらえるようにしています。

シータさん(仮名・17歳)はある日突然、親の都合で村に連れ戻されてしまいました。親の意図を知らずに村に帰ると、自分が結婚させられるという事実を知ったといいます。しかし、子どもの権利について学んでいたシータさんは、児童婚が自分にとって弊害を及ぼすものだと主張しました。そして中期中等教育の卒業資格を取得していたこともあり、今後も教育を受け続けたいと説明しました。意志の強い彼女は最終的に親を納得させることに成功し、結婚を免れることができました。

※バングラデシュでは児童婚が法律で禁じられており、女性の婚姻最低年齢は18歳となっています。しかし、同国は世界で4番目に18歳未満の児童婚率が高い国で、少女の65%が18歳未満で結婚しているという事実があります(参照:ヒューマン・ライツ・ウォッチ)。

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★マンスリーサポーターキャンペーン実施中★
皆さまのご支援が、シータさんのように働く子どもたちの「希望」になります。
1日50円で、私たちと一緒に子どもたちの未来を支えてください。

\ 入会特典 /
キャンペーン期間中にマンスリーサポーターへお申込みいただいた方には、ネパール産フェアトレードコーヒー「太陽とヒマラヤの恵み ハニープロセス珈琲(ドリップパック5個セット)」をプレゼントします!

キャンペーン期間:2020年12月1日~2021年2月28日

マンスリーサポーターキャンペーン詳細・お申込みはこちら

シャプラニールの活動紹介とマンスリーサポーター募集キャンペーンの概要がわかる動画を制作いたしました。ぜひご覧ください。
職員一同から皆さまへのメッセージも入っています(所要時間約3分)。

▼動画視聴はこちらから