【イベントレポート】日本在住のネパール人妊婦さんを対象に情報提供&相談会を実施しました

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先日3月31日に、日本に住むネパール人妊婦さん/将来日本で出産を考えているネパール人女性を対象とした情報提供・相談会をオンラインにて、実施しました。

・イベントのきっかけ
今回のイベントを実施するきっかけはCOVID-19感染拡大状況下に寄せられた声でした。
最近、シャプラニールには日本に住む外国人の方、特にネパール人の方に関する相談のご連絡を多くいただいており、その中で、COVID-19の影響によりネパールでの帰国出産ができず、日本で出産をするネパール人女性が増えているというお話を聞きました。日本での出産時には、産後のサポートのためにネパールから親を呼び寄せる人も多くいるそうなのですが、その呼び寄せもできない状況とのこと。また、言葉の壁により病院とうまくコミュニケーションがとれない、出産に関する手続きや受けられる支援について情報にアクセスできていない等々、異国での出産において大変な思いをしている人も多くいるともわかりました。そこで、彼女たちが安心して日本で出産できるような情報を提供できたらと考え、このイベントを開催するに至りました。

・イベントの様子
今回のイベントは、ネパールで母子保健の活動に携われた経験のある助産師さんを講師にむかえ、全てネパール語にて実施しました。これから出産をむかえる妊婦さん、乳幼児を抱える方、妊産婦検診等の通訳をされている方など、日本に住むネパール人女性5名の参加がありました。

前半では、講師の方より日本での出産時に役立つ情報をお話しいただきました。妊娠~産後までの医学的な要素を話の軸としつつ、行政等での手続きのタイミング、 地域にある支援のリソース、医療従事者との関係づくり等についてとくに強調して紹介いただきました。event_photo2
また、後半では参加者の方より、それぞれが抱える心配事・困りごとをシェアいただき、講師の方からアドバイスをもらう時間を設けました。参加者の方からは「赤ちゃんの入浴方法等、You Tubeでも情報をえられるが、逆に情報が多すぎて混乱している。」「(前半で紹介された)母親学級というものは、どこで情報をえられるのか?」「子どもを日本の保育園にいれるにはどうしたらいいのか?」といった相談があがりました。後半は、参加者が少人数だったこともあり、おしゃべり会のような和やかな雰囲気で進み、また、日本在住歴が長い参加者の人が、別の参加者の人に情報を提供するなど、参加者同士の学びあいも生まれました。
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・参加者の声
イベント終了後に参加者の方からは下記のような感想をいただきました。
「今日のイベントでたくさんの情報をえることができた。日本で出産をむかえるネパール人女性にとって、最初にこのような情報をえることができたら、安心できるだろう。」
「日本での出産おいて、困っているネパール人女性たちは多いので、そういった人たちを助けられるようなイベントを続けてほしい。」
「有益な情報をえることができてよかった。ありがとうございます。」

今回のイベントは、我々としても試験的な取り組みだったのですが、この企画を進める中で、日本に住むネパール人女性が、出産はもちろん、それ以上に産後の日本での子育てについて、多くの不安を抱えているという印象を受けました。また、ネパール人妊婦さんだけでなく、彼女たちをとりまく、病院や行政のスタッフ等、関係者への情報提供(文化の違い等)も必要だと強く思いました。

シャプラニールでは、寄せられた相談の声を受け、2021年度より、日本に住む外国人の方を対象とした支援に本格的に取り組もうと準備を進めています。今回のイベントは、その初めの一歩となりました。この学びを元に、良い活動ができるように取り組んでいきたいです。

海外活動グループ 菅野冴花

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