3月11日をみなさん、どのような心持ちで過ごされたでしょうか。1月1日の能登半島地震の復旧がままならない中、いっそうご自身やご家族の身に引き付けて防災を考えたり、今の暮らしのことを振り返られた方も多いのではないでしょうか。

シャプラニールでは、11日の2日前の3月9日(土)に仙台で開催された仙台防災未来フォーラムに参加し、ブース出展と発表プログラム(パネルディスカッション)を行ってきました。

出展のテーマは「共創・連携で培う地域防災力」。ネパールの洪水防災事業を事例に、国土防災技術株式会社(企業)とシャプラニール(NGO)がどう連携して支援にあたったのかや、現地のコミュニティの地域防災での連携ができた理由などを、静岡大学グローバル共創学部教授の池田恵子さんにモデレーターをしていただきんがら、国土防災技術株式会社の眞弓孝之さん、中村清美さんにもパネリストに並んでいただき、みんなで考えていきました。

例えば、ネパールの洪水防災事業で支援して設置したインフラは現地でのメンテナンスを考え、また予算上の制約もあり、現地にある材料、技術と予算で維持管理が今後も可能なものであり、それほど強靭なものではありません。地域住民や地方自治体が補修が必要ですが、この「手にかかる」インフラが地域の共有財産になっているという指摘がありました。一方、日本では、強固なインフラが行政によって建設されると、その管理も行政が行うという風潮があり、地域住民がその地域の川や地形、インフラをわがごとのように考えるのが難しい傾向があり、そこを乗り越えるにはどうしたらいいのか。そんな議論を行いました。

同様のテーマで活動紹介を行っていたブースでは、大学生自体に大学でシャプラニールに関わった方や、元役員のお知り合い、ネパールの活動時にお世話になった方などにお会いできました。また、他のブースが国内の防災活動の紹介中心な中、国際協力を掲げているということで、国際協力に関心のある高校生や大学生から「国際協力の世界で働くには」といった質問を受けることもありました。

看板の隣のイエティの絵に誘われてブースに立ち寄った方も多数

防災の分野で日本とネパール、バングラデシュで学び合えること、一緒にできることはたくさんあると改めて感じて、杜の都を後にしました。

市民アクション推進グループ
勝井裕美