危機管理の難しさ

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新型コロナウィルスに感染された方、発症された方、心よりお見舞い申し上げます。私もかつて肺炎を経験したことがあるので多少なりともしんどさは分かります。

さて、政府の対応について、メディアやネットではさまざまな批判や指摘がなされています。NPOやNGOのイベントや研修なども中止や延期が相次いでいますが、シャプラニールでも先般、事務所に来てくださるボランティアの受け入れについてお知らせを出したところです。乱れ飛ぶ情報の精査が難しい中、求められるのは組織の判断と対応の明確な方向性を打ち出すことだと思います。

シャプラニールは活動地における大規模災害に対する緊急救援活動を設立当初から行ってきました。私自身は事務局スタッフになった1991年に14万人が亡くなったといわれるサイクロンの救援活動にダッカでかかわったのが最初となります。当時は情報伝達もままならず、駐在員の判断に任せることが多かったと記憶しています。

その後も難民支援や洪水、サイクロン、津波、地震、組織内のトラブルなど、組織としての危機対応の知見を蓄積してきましたが、マニュアルどおりになることはまずなく、その場その場での判断が求められることから、意思決定と権限付与のあり方についてはいつも考えさせられてきました。

先日、東京で大地震が起こったと仮定した形で今年度のBCP(事業継続計画)に基づいたシミュレーションを行いました。刻々と変わる想定された事象への対応がグループごとに異なっていて、正解はないものの判断の難しさを実感しました。

今回の事態も情報に振り回されず、冷静かつ明確な組織判断が求められていくと思います。組織として気を引き締めてかかります。

代表理事 坂口和隆

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