地震が来たら? 初避難訓練

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3月11日には日本で多くの追悼セレモニーなどが行われたことと思います。
ネパールでも日本大使館で追悼・復興セレモニーが行われ、参加することができ、
あらためて事務所スタッフとも地震、備えの重要性について話したりしました。
昨年9月にネパール・インド国境沿いで大地震があり、カトマンズでも日本人にとっては弱~中ぐらいの
揺れだったにもかかわらず、死者が出たり、電話がつながらなくなったり、とややパニックとなりました。
そのため、東日本大震災のニュースと合わせ、以前と比べ今、ネパールでは地震への関心が高まっていると感じます。
実際、カトマンズは今、いつ大地震が来てもおかしくないと言われています。

そして、とうとうカトマンズ事務所初の避難訓練を先日実施しました!

しかし、日本では当たり前のように行っている避難訓練もこちらではまだまだ珍しいため、
常駐している警備員さんを含め、実際の避難訓練前に簡単な説明会を行いました。

最初にGo Bagと備蓄品を説明。Go Bagとは避難持ち出し袋です。
水、笛、懐中電灯など最低限のアイテムを入れて各スタッフに渡します。
「笛はいつ使うの?」
「薬はこれで足りるかな」
と話しながら中身を確認しました。

そして、大地震が来たらどのようになるのかをもっとリアリティを持って知ってほしいと思い、
以前、阪神大震災時の新聞社の動きをドキュメンタリーを織り交ぜて
作られた日本のテレビドラマの一部を見てもらった後、地震時の行動について話をしました。

最後に、避難訓練の概要を説明して、日本の小学校での避難訓練での映像を
Youtubeから見てもらいました。
子どもたちがすばやく机の下に隠れ、揺れがおさまった後、すぐにヘルメットをかぶって
外へ出ていく姿に目を丸くしながら見入っていました。

「14時以降に笛を鳴らすから、それが地震の合図」と言ったため、
14時過ぎになるとスタッフはややそわそわ。
いざ笛を鳴らそうとしたら、トイレに行くスタッフを発見。
迷いましたが、初めての訓練でトイレにいる状況はかわいそうだなと思い、
彼が戻ってきてからしばらくして、

「ピー」。

1名以外、教わった通り机の下へ迷わずもぐりこみました!
※1名は「え、笛吹きの練習?」と聞いた後、みんなの様子を見て
あわててテーブルの下に入りました。

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私の息も限界、ということで笛を吹き終わると、
みんなGoBagを持って、ヘルメットをかぶって事務所のすぐ近くの空き地へ向かいました。
初めての訓練でしたが、みんな焦らず行動できたと思います。

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その日は歩いて家まで帰ってもらい、翌日、避難訓練の振り返り、
帰り道で危険だと思った箇所はどこかなどをみんなで共有しました。

「机の下が思ったより狭くて大変」
「頭を一番に守らなきゃね」
「帰り道、電線(こちらはものすごい数の電線がぶら下がっています)が怖いと思った」
「面白かった」

面白かった、というのはいかがなものかとも思いますが(笑)、
初めての経験で、揺れてもいないのに真剣に机の下にもぐり、ヘルメットをかぶって
逃げるというイベントは素直に新鮮だったのでしょう。

地震の備えが大切とは知っているものの、なかなかその備えが官民ともに
進んでいるようには見えないネパールで、一足早く防災グッズをそろえ、
避難訓練を体験したスタッフたちは、ちょっと誇らしげでした。

(勝井)

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