無期限ゼネストは5日目。長期化するにしたがって各地でマオイストと反ゼネスト派との衝突がおき始めています。
そんな中、私たちのようなNGOはどうしているかというと、事務所の場所やスタッフの状況によっていろいろですが、基本的に「出られる人は出る」という感じの対応をとっているところが多いようです。ただ、交通機関が完全にストップしているため、普段のようには仕事をすることができません。シャプラニールでも、昨日の午後に市内中心部で予定されていたパートナー団体との会議を、場所と時間を変えて今日にするなど、いろいろと調整に苦労しています。
で、そのパートナー団体の人たちですが、歩いてくるかと思いきや、バイクで登場。びっくりして聞いてみると、「ネパール人権連盟」で作った青いジャケットとIDカードを身につけ、マオイストに呼び止められても「私たちはこの国の人々を貧困から救いだし、人権を守るために活動しています。それなのに、止めるのですか?」と言い返しているとのこと。その態度も立派ですが、青いジャケットというのがミソですね。ゼネスト中でも国連など国際機関の車は通行してもいいことになっていて、そのシンボルカラーは青。遠目には国連の人かと思ってもらえる効果もあるのかもしれません。
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