雨の日イメージ.jpg日中はすっきりと晴れ渡っていたのに、夕方から雨が降り始めた。働く子どもへのインタビューのために早めに事務所を出て、家にたどり着いた途端にポツリポツリと大粒の雨。ついでに涼しい空気も一緒に持ってきてくれたのでとても嬉しい。

今、ネパールは稲の作付けの真っ盛り。雨期に合わせて作業を始めるのだが、先週まで約2週間位雨が降らなかったので、農業をやっている人が心配していたという話を聞いていた。ここ2、3日まとまった雨が降っているので、これで農家の人も少し息がつけるかもしれない。

先日新聞で、カトマンズの降雨の8割近くが地下に浸み込むことなく流れてしまっているという記事を読んだ。その結果地下水の低下が起きているという。カトマンズの家庭の多くは上水(水道水)と井戸水を併用している。食事や飲料用に上水、掃除や洗濯、トイレには井戸水という使い分けをしているが、それでも乾期の終わりにはダムの貯水が枯渇して深刻な水不足&停電に悩まされる。急速な開発によって地面の大部分が舗装されてしまったことと、また人口増加のため使用される水の量が増えたことが原因らしい。

水道水は常に供給されているわけではなく、地域によって時間が割り当てられている。その時間を狙って家の地下に作られたタンクに水を貯めなくてはいけない。しかも単に蛇口をひねるだけでは水圧が低すぎるので、どこの家庭もポンプを使って水を誘引している。そんな時間に停電が重なると本当に大変だ。

雨水活用を促進することで多少なりとも水不足が解消できるであろうと新聞の記事では締めくくっていたが、私も同感。チャンスがあったら大家さんにお勧めしてみようと思っている。

と書いたところで本当に停電が起きてしまった。(コンピューターはラップトップなのでバッテリーで動いてくれている、感謝)ワールドカップサッカーで電力需要が急増しているのか、それともサッカーに夢中になりすぎないようにという配慮か分からないが最近夕方になると停電が良くおきる。

今日もろうそくの灯りで夕食を食べる羽目になりそうだ。やれやれ。