今年1月1日からの1年間は、ネパール政府と民間が一丸となって取り組む(はずの)ネパール観光年となっています。去年1年間、ネパールに観光ビザで入国した人の数は約45万人。それを今年1年間で100万人にしようというのですから、かなり意欲的。すでにいろいろな取り組みが行われているようですが、肝心の公式開始イベントは準備不足を理由に今週末に延期されている始末…。
それでもお金儲けにつながる部分はしっかりと1日をもって始まっていて、その典型的なのが観光地の入場料金の値上げ。ネパールではあらゆる場所で観光客料金が設定されていて、地元の人がタダで入れるところも、私たちのような外国人はそれだけで結構な額をとられます。カトマンズ近郊の観光地の中でも最も入場料が高く設定されている場所のひとつがバクタプール。日本でいえば奈良のような場所なのですが、これまで1人750ルピー(約900円)だったのが一挙に1,100ルピー(約1,320円)になったのには少しびっくり。これじゃあ観光年じゃなくて、「観光でお金を稼ごう年」だよね、とは息子の弁。言い得て妙?
※写真はバクタプール観光区域の入り口に設置された大きな地図。去年8月にはさびてボロボロの状態でした(後ろ)が、12月には新しいものに代えられていました(前)。
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