ワンパクぼうず

1

シャプラニールの事務所の前と横はまだ空き地になっていて、夕方になると近所の子どもたちが遊びにきて賑やかになる。遊びに来る大体顔ぶれは決まっていて、大きいの、小さいの合わせた4名が常連だ。
彼らにとっては、落ちているダンボール、建設用の資材(レンガや砂)が立派な遊び道具だ。しかも、かなりワイルドに遊ぶので、うちのガードやスタッフに注意されることもしばしば。先日は落ちているガラスをボールのように棒でたたいて遊んでいたので、前任者の小松さんに追いかけられていた。
私はネパール語が判らないので、よく彼らにからかわれる。
何語ともつかない言葉で話しかけられ(日本語のつもりなのだろうが)「解りません」と真面目なネパール語で答えると、彼らの悪ふざけはエスカレートする。そんな時にやり返せると面白いのだろうが、文字通り私には返す言葉を持ち合わせていない。でも相手にしてもらえるのは実は結構嬉しいことだ。
そして昨日。いつものようにワンパクぼうずたちがいた。
何と呼んだらいいのか知らないが、自転車のチューブを棒で転がして遊んでいたのが、目ざとく私の手元に気が付いた。外出の途中で買ってきたプラムだった。事務所で食べる分を取り分けた残りだったのに目をつけて「それは何?」と聞いてきた。
「何だと思う?」
「何でもいいからちょうだい」「ちょうだい」「ちょうだい」
それでは、と一つずつ上げたら
「2つちょうだい」ときた。
だめだめと毅然として態度で「一つずつだけ!」と言うと、結構あっさりと引き下がった。
雨が降りそうだったのでその場を離れたが、一番小さいのがすかさずプラムにかぶりついていた。うちのスタッフ曰く「体調によっては胃痛をおこすから気をつけたほうが良い」とのことだが、一ケだから多分大丈夫。
また明日も元気で遊ぼうね。

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterEmail this to someone

1件のコメント

  1. ふじおか on

    事務所のまわりにまだ子どもが遊べる空き地があるというのは伸び伸びしていいですね。ご存じのとおりダッカは高層住宅建築ラッシュで事務所の周辺も一戸建てから数階建ての建物にどんどん変わっていっています。いつまでこの界隈にいられるかなあ、という感じです。

コメント

CAPTCHA