2日前から水の供給が再開され、自宅における水不足の危機は去ったものの、しばらく休みだった停電がどうも復活したようだ。昨日も今日もきっちり夕方6時半から電気が切れている。日が長くなったとはいうものの7時近くになれば、灯りがなければ何をするにも不自由な暗さになる。だいたい、土日の夕方6時半といえば、「さあ、ゆっくりテレビでも見るか」とソファーとか椅子に座ってくつろぐ時間帯(私にとっては)なのだ。その時間を狙っての停電とはひどすぎる。

コンピューターはバッテリーのお陰で停電でも関係なしに動いてくれるので、インターネットをするか溜まっているDVDを見るかという選択肢がある。はずなのだが、ここ2週間インターネットが不調で全く使い物にならない。プロバイダーと自宅をつなぐケーブルのどこかで不具合が発生したらしく、2週間前の日曜日昼前にウンともスンともいかなくなってしまった。

その間も事務所からブログを2回ほど更新したが、コンピューターの設定などが違うために写真の設定がうまくいかず、なんとも情けない状態になっている。(自宅の回線が復活したらすぐ修正の予定)

プロバイダーには2回電話をして、早急に不具合を直すよう依頼した。他の会社のサービスがどうなっているか知らないが、少なくともこのプロバイダーは24時間のカスタマーサービスを行って客の苦情やその他の問い合わせに対応している。これまで何回か電話をしたが、そのたび英語の流暢なスタッフが出るのでそれは良いのだが、昨日も「はい、では明日の正午に技術者を派遣しどこに不具合があるか確認させます」といいながら、なにも解決していない。仕方なく朝晩の2回、ダイアルアップでメールのみチェック。メールを確認するだけでも歯磨きがすんでしまいそうなほど時間がかかるのんびり具合。ネパールの生活のペースにはこれくらいが丁度良いのかもしれないが。

停電といえばキャンドルの灯りで過ごすのも悪くはない。えげつない明るさが嫌で充電式のライトはあまり使わないが、それに比べるとゆらゆらと揺れるキャンドルの灯りはとても優しい。

ただ気をつけなくてはいけないのが、ネパール製のキャンドルには大量の煤を出すものがあるということ。注意しないと、部屋中に煙が充満して煤で真っ黒という事態になって、停電が解消した途端、部屋中一人で拭き掃除をしなくてはいけない羽目になりかねない。そんな情けない状況でも、なんとなく笑ってすませてしまえるのはネパール生活ならではかもしれない。